地理院地図より作成
5月に行われたJALのスマイルキャンペーンを期に、6月から7月初頭にかけて行ったJGC回数修行も無事に終わりをむかえました!
北は利尻島から南は与那国島まで、離島メインのホッピングルートで組んだ全行程の一覧と、
獲得FOP、獲得マイル、ステータスの反映時期について今回の記事にまとめました。
日程・ルート
キャンペーン航空券だと獲得できるマイルもFOPもかなり少なく、↓こんな感じでした。
各路線とそれぞれの獲得マイル・FOP、航空券取得にかかった費用一覧
まず、当初は全部スマイルキャンペーンで航空券を確保する予定でしたが、
(私の運はそんなに良くないので...笑)
キャンペーンの予約ページ待ち数十分をしている間に売り切れてしまった人気路線のところはキャンペーン外か特典航空券で取得しています。
特典航空券で取得したのは、
1-1の羽田ー新千歳、最後の熊本ー羽田の2フライト、
当然ながらこれは修行回数には入りません。
修行回数に入れるためキャンペーン外で取得したのは、
6-2の青森ー伊丹ー熊本、8-2の福岡ー那覇、8-4の那覇ー福岡、9の羽田ー伊丹ー熊本の6フライトです。
この修行の1レグ単価
1レグ(フライト)単価は 7,345円弱。
結構いい単価で来ていると思います。
とはいえ総額にすると一回一人でヨーロッパ旅行に行けるな…という金額です。
そもそもこの!6-2の青森から熊本にかけての航空券が、、、足を引っ張って1レグ単価が高くなってしまったんです!!
とはいえ往復で考えると普通に行くより圧倒的に安いけども(笑)
あとは、破格の4400円ルートである函館ー奥尻路線が2時間近い遅延のため乗れなかったのが痛い。。
本来6月で解脱予定だったのが、2フライト不足のため無駄に7月に入ってから羽田往復を入れるはめになりました。
まぁ、観光もしつつのルートなので往々にしてこういうこともあると思います。
あと、各路線で金額がまちまちなのは、
スマイルキャンペーンは基本1路線6600円ですが、
極近かつ利用者が少ない路線は4400~5500円、
ほかにも特定の空港(今回だと、熊本・伊丹・羽田・那覇)は追加で数百円の空港利用料がかかるため実際支払うのは7000円前後となります。
JGC修行として高くついたのか安く済んだのか
回数ではなくFOP修行で考えると、FOP単価19.4円という「それは高いですね」な金額なのですが(笑)
※FOP修行=50000FOP(うち25000FOPはJAL系列便で獲得)を目指す修行
回数修行=15000FOPかつ50回搭乗(うち25回はJAL系列便に搭乗)を目指す修行
FOP修行だと50000FOP必要となり、
FOP単価が10を切ると安いと言われるので単価9として、50000×9=450000。
・・・え、45万円で安い修行なの?高くないですか。。
もっと安くついて単価8だとしても、40万円。
おお。。私の方が安い!笑
私は37万円弱かかってますが、
回数修行では無駄といってもいい当日アップグレードをちょこちょこしていても40万円を切っているので、
JGC修行としては安くついたのだと考えられます。
ただし、私はマイルが全然たまらないキャンペーン運賃を利用しました。
FOP修行で使うであろうセイバー運賃だとその分マイルもかなり貯まりマイルで国内線を2往復できるくらいになるので、マイル付与分を考えるとそんなに安くついてもいないのかな...?
とはいえ、私の場合は北海道、青森や与那国などの遠い場所に安く行きたかったので、おそらく同工程をFOP修行するよりはかなり安くついたはずです。
やはりどんなに安い時期に買ってもこの長距離で1フライト7000円台は厳しいだろうと思いますので。
うーん。
当日アップグレードもせず、奥尻便が飛べていて青森からの帰りがキャンペーンで取れていたら、、
35万円を切っていて安さが際立ちましたがまぁ仕方ない。修行と言い訳しつつ好きな所に行ったので仕方ない(笑)
観光なんかせずとにかく安く解脱したい方向け路線
おすすめは、福岡ー宮崎!一択ですね。
一日の往復回数が多い(5往復程度)、かつ売り切れにくく値段が安いところを鑑みるとこの路線の往復になります。
キャンペーン時に5500円の福岡ー宮崎の往復をひたすらすれば、
5500×50=275000
というとんでもない価格で解脱できます。30万円以下。。
・・・と思ってはいけません!落とし穴があります(笑)
キャンペーン価格でこの路線で獲得できるのは片道132FOPのみ!!!
つまり50往復しても6600FOP。
JALカードキャンペーンの5000FOPを足しても11600FOPだけ、そう、解脱できないのです。クリスタル止まりになります。
この路線はキャンペーンでなくとも早めに購入すれば5000円台で購入できます。
セイバー系の運賃だと396FOP貯まりますので、そちらが無難です。
あり得なさそうですが、
直近の時期に終わらせたいなど、どうにかしてスマイルキャンペーンを絡ませたい!ということであれば、
セイバー系の運賃で14回かつキャンペーンで36回の計50回搭乗して、かつJALカードキャンペーンの5000FOPを獲得すれば、
5544+4752+5000 = 15296 FOP
(396×14=5544、132×36=4752)
と、ぎりぎりかつ安く済むかなと思います。
それか、福岡からの長距離路線(福岡ー新千歳だとキャンペーン運賃で882FOP)などを絡ませるかですね。
他の路線で値段で言えば、4400円の函館ー奥尻、5500円の宮古ー多良間もありますが、
奥尻便は濃霧等のためよく遅延・欠航になり、しかも便数が少なく、
多良間便も便数が少ない上に宮古発着なので不便です。
那覇の空港利用料が240円かかるので、キャンペーン価格で1フライト5740円と少し高いのですが、
一日7往復あり、割と空いていて那覇を起点とするとかなりの利便性があります。
ここも福岡ー宮崎同様に、キャンペーンだと60FOPとわずかしか獲得できないため単独では解脱できません。
キャンペーン利用の回数修行なら、那覇に来た時に回数を稼ぐために利用するのがいいかなと。
久米島からの夕陽はとても綺麗なので、夕陽を見に来てほしいなと個人的には思います(笑)
ちなみにセイバー系の運賃だと那覇ー久米島で288FOPですので、
セイバー系運賃で32回かつキャンペーンで18回の計50回搭乗すれば、JALカードキャンペーンの5000FOPを追加して、
9216+1080+5000=15296 FOP
(288×32=9216、60×18=1080)
と、ぎりぎり解脱できます。。
細かく計算してきましたが、
結局のところ、那覇ー久米島は早めに予約すれば片道5000円台で予約できるので、
セイバー系の運賃で50回搭乗する(14400FOP+カードキャンペーン5000FOP)のがマイル付与率を考えても一番お得そう(笑)
ただ、正直私の今回の経験からいうと、
いろんな空港を回ったり、ちょっとでも観光を入れるとぐっと楽しくなり思い出に残ります。
空港から出ないままだとなかなか話に載せにくいですが、周遊だと少しだけ話もしやすくなりますし、ちょっとフライトの合間に観光を入れるだけで「そこ、行ったことあります!」と自信をもって言えるので話のネタにもなりやすいと思います。
折角お金と時間を使うわけですし、経験や知識に結び付くとよりいいのかなと。
私は「1ヶ月の間に北海道の端っこから沖縄の端っこまで行ってきましたよ!」と言える変な自信がつきました。
「どうだ、与那国島と波照間島に加えて利尻島も行ったことあるか?」的な誇らしさというか、レアキャラ感というか。いや利尻島は観光してないんですけどね(笑)
JGCのステータス反映
JGCクリスタル(ワンワールドルビー)
クリスタルになるにはざっくり言うと、30000FOP獲得、もしくは、10000FOP獲得かつ30回搭乗、のどちらかを達成する必要があります。
私の場合は回数修行なので後者ですね。
ただし、キャンペーン価格での搭乗のためFOPが貯まりにくく、私が実際にクリスタルの条件を満たしたのは、10094FOP獲得かつ36回搭乗した時です。
その36回目の搭乗日の2日後にメールでクリスタル到達の連絡が届きました。
JALアプリにクリスタルが反映されたのはメールが届いた翌日です。
時は6月末、連日怒涛の搭乗(沖縄離島ルート)を終え、
スマイルキャンペーンで予約した48回分の航空券に乗り終わっていたので、既に搭乗回数が48回です(笑)
この時点で、
JALカードを5月中に手に入れた私は6月に初回搭乗をしており、7月(初回搭乗の翌月)初頭に入る予定のJALカード初回搭乗FOPキャンペーンの5000FOPの積算待ちがあります。
→一覧表だと7/2に積算されたことになってますが、この5000FOPのアプリへの反映は7/7くらいだったと思います。
あとはとにかく残り2回の搭乗を限りなく直近に安く果たすために、
楽天1050ポイントを525マイルに移行して増加した10023マイルのうちの10000マイルを15000eJALポイントに変換しました。
そのeJALポイントで購入した羽田ー伊丹航空券と、自腹で通常購入した伊丹ー熊本航空券で2回分搭乗して解脱です。
なんでこんな変なルートを、と思われるかもしれませんが、
直前だったのもあり、熊本ー羽田を往復で買うよりも、
熊本ー羽田を特典航空券で購入して、残りの羽田ー熊本を伊丹乗継の2フライトに分けた方が安かったんですよね、BAとANAは結構マイルが貯まってるのもあって。。
また、2023年度のクリスタル会員になると羽田国内サクララウンジが6回利用できるキャンペーンがあり、
クリスタル会員になった時に特に連絡もなく6回分のクーポンが支給されています↓。
この最後の羽田ー伊丹搭乗の際に羽田空港で1回使ってみました(笑)
もうサファイアになったから使うことはないですが。。
JAL会員サイトの利用できるラウンジのページにこのような表示があれば、
何の手続きもなく、羽田空港の国内線サクララウンジのカウンターで搭乗券バーコードを機械に通すだけでラウンジが使えます。
JGCサファイア(ワンワールドエメラルド)
サファイアになるにはざっくり言うと、50000FOP獲得、もしくは、15000FOP獲得かつ50回搭乗、のどちらかを達成する必要があります。
先ほども述べましたが、私の場合は回数修行なので後者ですね。
18904FOP獲得かつ搭乗回数50回のフライトをした日の2日後の朝のJALアプリはこんな感じ↓。
搭乗回数もFOPも反映されているけど、ステータスはクリスタルのままです(笑)
そしてエメラルド同様、
この同日(50回目のフライトをした日の2日後)の昼頃にメールでサファイア到達の連絡が来ました。
このメールが届いた時点でもまだアプリの画面はクリスタルステータスのままです。
このメールの翌日にJALアプリにステータスが反映されていました。
格安キャンペーンでの短距離路線回数修行の注意点
今回の場合FOPが貯まりにくいキャンペーン価格だったため、
フライトだけだと13904FOPしかありません。
このままではFOP不足でサファイアになれません。
が、今回は
JALカードの初回搭乗キャンペーンである5000FOPプレゼントのお陰で
無事に18904FOP獲得となっています。
なので、私のような短距離路線ホッパーの方は、くれぐれも、
修行をする年に同様のキャンペーンがあるのかをチェックし、
必要なFOPを計算しながら修行してください!
JGC会員になるまで
私が行ったのはJGC修行、サファイアになって終了ではありません。
サファイアを目指したのは、サファイアステータスを獲得すると、ようやくJGC会員になれるからです!
サファイアのステータスがアプリに反映された日、わくわくしながらJALカード会員のページで「カードの切替・追加」を選択、
したものの、JGCカードは出てきません!なぜ。。。
そしてさらに次の日(50回目のフライトの4日後)、やっと、「カードの切替・追加」でJGCカードが出てきました!
やった!!!
長かった...
いえ、5月から準備を始めたので、正直長くない! たった2ヶ月です(笑)
普通なら解脱予定の1年前くらいから旅の計画を練って、先得(今はセイバーで半年後の予約)とかで航空券を準備し、、、とすべきJGC修行が、破格の30万円台でたった2ヶ月で終わるという。。
たまたま暇だった時にキャンペーンをやってくれたJALさまさまですね。
そして、申し込んでから4日後、JALJGCカードは届いていないのに、
JALアプリ上ではただのサファイアからJGCサファイアになっていました。
申し込んでから1週間以上経過してますが、カードを発送した連絡はなく。。
でもJGC会員になっているのでカード審査は通ってるんでしょうね(笑)
JGC回数修行を終えて
私は以前、コロナ禍前にたまったお金でパーッと海外旅行に行くついでにSFC修行を初めて、
ついでにBAのTierポイントがあとちょっとだったのでのでヘルシンキ往復してBAシルバー到達もしたのですが、
圧倒的にフライト数が多かった今回のJGC修行が正直一番気楽だったなーと思います。
全部日本で済むって楽です。
日系航空会社のスタッフさん(今回はJAL・JAIR・JAC・RAC・HAC)のクオリティが高く、イライラすることがほぼないのが高ポイントでした。
しかも海外長距離だと足がパンパンになるわ食事が微妙だわ隣の人が気になるわで「なんか辛い...」って瞬間がしばしば訪れるのですが、
今回のJGC修行では短距離ばっかりだったこともあってそんなことが一切ありませんでした。
唯一言うなら、JAL系の航空会社さんの着陸がきついかな。8割がた、ドゴーン!と着陸しキキ―!!!っと急ブレーキで、
着陸時に足元のバッグが踊り出す経験は、今までANA系ばかり乗っていた自分には刺激的でした。
小型機だけかと思ったら割と大きな機材の時も同様だったので、デフォルトかな?今後はANA系に乗るかもなぁ。
私は晴れ女以外だと不運寄りなので、たまたまかもですが。
あとは、修行に際して一般客やスタッフさんの目線が痛い時があるかなとドキドキしていたのが、
想像してた何倍も気になりませんでした。みんなそんなに気にしていないのは良かったです。
たまにスタッフさんに「おかえりなさい!」と言われるのは修行のご愛敬です。
回数修行の旅程を組む時の注意点
遅延は思っていたより断然多いですね。
乗った便の半分以上が遅延したと思います。
30分以上遅れたのは2割弱で、遅延が影響して便の変更やキャンセルに至ったのは奥尻往復便だけで済みました。
10分の遅延も命とりな短期決戦の回数修行をするなら同一機材の確認と遅延の覚悟は必要です。
また、離島便・地方便はどうしても航空機への乗り降りにバス移動が多いため、
羽田、那覇などの大型空港だと、表示されている到着時間から実際に空港に辿り着くまでにプラス15分くらいかかる場合があります。
乗継35分の余裕があり遅延しなかったのに、
滑走路を移動して駐機場へ、駐機場からバスへ乗り換えて、と到着時刻から15分後に空港に辿り着き、次の便の搭乗口まで5分で移動したらすでに自分の番の搭乗が開始していた、
とかなり緊迫したことがありました。
JGC修行をするまで知らなかったあれこれ
今回の修行で、JAL系列の航空会社にHACやらRACやら色々あることを初めて知りました。
それぞれの会社ごとに機内誌や機内販売、キャンディーや配布資料が違っているのも面白く、
ルートマップをもらったり、CAさんの服装や機内アナウンスの違いを楽しんだりと、飽きない旅になりました。
また、今更かよ感があって恥ずかしいんですが、
てっきり「プロペラ機」というと1機体なんだと思っていたのが何種類もあることに気づきました(笑)
小型の機体にもボーイング系やエンブラエルがあったり、他にもエアバス系もあったりと想像以上に多種多様な機体が同時に空を飛んでいるんですね。
今回色々な機体に乗ったので、まだ乗っていない機体に乗りたいなぁなんて夢が出来ました。
南紀白浜・女満別(行ったことないけど)、但馬や奄美群島の多くの空港たちも、こんなところにも空港があるのか!という驚きもありましたし。
各空港にあるパンフレットを見て、こんな観光地があるんだなと驚いたり、知らなかったことをたくさん知れたいい機会になりました。
大東寿司は食べたけど、、えぇ、まだ私は伊丹でホウライ551(でしたっけ?脳内でEDWINとごっちゃになるんだよな)を買えていません。
これから修行に出る修行僧の方々も、
ステイタスを得るだけでなく、たくさんの経験を得て、学びがある良い旅になればと願っています。
あと、私は叶いませんでしたが、無事の旅程完遂を願っています(笑)