詰め込みすぎ旅行記録

マニアックな旅行好きの、ハードめな旅程記録ブログです。

JR九州イベント「つばめはたち」に参加して、旅行もせずほぼ飲んだだけになった日

JR九州からダイレクトメールが来たのは、2/9でした。

3/9の1日だけ、新八代駅から鹿児島中央までの区間で新幹線の自由席に乗り放題3,900円

なんかプレゼントでグラスと記念タオルももらえるらしい。そのグラスで5杯分の飲み物無料チケット付きらしい。

 

そんなにお酒が飲めない私は、ただ乗り放題したかっただけで速攻予約しました。

これはお酒好きな人が大量に集まるに違いない。

大人は5000枚限定だし、早めにチケットをゲットしておかなくては!と。。

 

超急いで予約したものの、実際はそこまで殺到しなかったみたいで、3月になるまで売り切れてなかったような感じでしたが(笑)

ちなみに、こども券は2000枚限定でしたが当日までチケットが残っていました。

 

売り切れまで時間がかかったのは、

私はJRのいろんな会の長期会員なので、最初はそういうよくJR九州を使ってる人限定でダイレクトメールを送ってたのかも?です。

知り合いの方はJR九州のDM登録をしていたけど2月の時点ではこのイベントを知らなかった様子でしたので。

 

 

そして、当日。私は寝坊しました。えぇ、恥ずかしいことに。

前日遅くまで仕事してたから、いいやもう。と二度寝して寝過ごしました。

本当なら7時半くらいに家を出たかったけど、実際に出たのは10時でした(笑)

 

 

 

 

予定していたスケジュール

7時頃発:家ー(JR)ー新八代

8時半頃:新八代=(新幹線)=鹿児島中央

9時頃 :鹿児島中央~(鹿児島市電)~水族館口

 (徒歩移動)

9時半頃:桜島フェリー乗り場~(フェリー)~桜島(島内バスで小観光)~桜島フェリ~(フェリー)~桜島フェリー乗り場

11時半頃:(徒歩移動or鹿児島市電

 ・鹿児島水族館

 ・仙巌園

  のどちらか観光

14時頃 :(徒歩移動or鹿児島市電

 ・城山公園(展望台)

15時頃 :~(徒歩移動)~天文館~(鹿児島市電)~鹿児島中央

16時頃 :鹿児島中央=(新幹線)=薩摩川内

17時頃 :薩摩川内=(新幹線)=出水

17時半頃:出水=(新幹線)=新水俣

18時頃 :新水俣=(新幹線)=新八代

19時半頃:新八代ー(JR)ー家

※ー:自費、=:つばめはたちきっぷ、~:CUTE(一日乗車券)の利用予定

 

 

 

現実のスケジュール

10時頃発:家ー(JR)ー熊本

11時頃 :熊本駅できっぷ発券とパン購入。熊本ー(JR)ー新八代(移動しつつ昼食)

11時半頃:新八代でプレゼント交換と一杯目(ソフトドリンク)

12時頃 :新八代=(新幹線)=鹿児島中央

13時頃 :鹿児島中央でメンチカツと二杯目(だいやめ)

14時頃 :鹿児島中央~(鹿児島市電)~水族館口

 (徒歩移動)

14時半頃:桜島行フェリー乗り場~(フェリー)~桜島

 ・フェリー内でうどんを食べる

15時頃 ・アイランドビューバスでフェリー乗り場→湯之平展望所→フェリー乗り場

16時頃 :桜島~(フェリー)~桜島行フェリー乗り場

16時半頃:(徒歩移動)

 ・城山公園(展望台)に行こうとしてバスが来ず断念

17時頃 :~(徒歩移動)~天文館~(鹿児島市電)~鹿児島中央

 ・鹿児島中央かすたどんを買う

17時半頃:鹿児島中央=(新幹線)=薩摩川内

18時頃 ・薩摩川内でさつまあげと三・四杯目(BEYOND GODAI、野海棠)

18時半頃:薩摩川内=(新幹線)=出水 

19時頃 ・出水で五杯目(かぶと鶴見)

19時半頃:出水=(新幹線)=新水俣

20時頃 ・新水俣でコンビニに寄る

20時半頃:新水俣=(新幹線)=新八代

21時頃 :新八代ー(JR)ー家

※ー:自費、=:つばめはたちきっぷ、~:CUTE(一日乗車券)の利用

 

 

 

旅程

ここからは、酔っぱらってたいして写真も撮っていないですが、、旅行の記録です。

 

JR九州の発券機、発券まですごく時間かかりますよね。

事前予約してても、押すボタンが多いし、発券枚数が多いとスムーズにいっても一人1分くらいかかる気がする。

今回も切符1枚、飲み物チケット5枚、プレゼント引き換え券1枚、領収書1枚の計8枚だったため、めっちゃ時間かかりました(笑)

 

新八代

新八代駅について、とりあえず記念品(プレゼント)交換にチケットを係員さんへ渡します。

ここの受付で5組くらい並んでました。

 

もらえたのは、マフラータオルと、イベントのチラシと、

つばめはたちのグラス。

(家に帰ってから撮ったので、サイズ感比較で500mlペットボトルと一緒に。想像の5倍の大きさでした…笑 グラスは50mlか100mlサイズだと思ってた。。)

 

それにしても、やばい、これで5杯無料って!

それだけでもうきっぷ代のモトがとれてしまう。。

しかも普段飲めない珍しいお酒もあるので、すっごい得した気分です。

 

ちなみにイベント概要はこんな感じ。

色々やってますね。しかも鹿児島中央駅のお店でのお得なあれこれがついてます。

各駅のイベントとお酒提供はすべて11時~19時まででした。

 

 

駅前広場にでると、想像以上に混んでいます。

 

新八代駅は「メルシャン」が出店しているらしいので、

ここではこのイベントではレアな(多分)、ワインでも飲もうかな!

とワクワクしながらチラシをチェック。

 

ん?メルシャン、焼酎とその他だけで、ワイン提供してない!!

出鼻をくじかれました(笑)

 

飲食ブースもお酒の提供ブースもそれぞれ20人くらい並んでて、

特にお酒は「メルシャン」と「球磨焼酎酒造組合」の2ブース(カウンター)しかないので行列です。

予定していたワインがないのと、並ぶだけで20分くらいかかりそうでしたのでここで飲むのはやめて、

駅内のキオスクでソフトドリンクと交換もできるようだったので、キオスクに並びました。

 

そう、キオスクも行列(笑)

 

新八代駅だけで、ソフトドリンクを1本もらっただけなのに1時間弱使ってしまいました…。

球磨焼酎飲んでみたいし、メルシャンのお酒も気になるけども。諦めて先に進みます。

 

なんていっても、私はすでに寝坊しているので、時間が。。

 

 

 

鹿児島中央

車窓の山々を眺めながら、鹿児島中央に到着。

道中で車掌さんが「記念カード」を丁寧に手渡ししてくれました。

背景がチラシなので画がうるさいですね(笑)

裏はこんな感じ↓でした。温かいサービスに感謝です。

 

道中、すでにつばめはたちグラスで飲みながら車内を徘徊している猛者たちが続出していました。

 

自由席が全席埋まっていたのでうろうろせざるを得ない感じではありますが、

何も知らない一般客だったら「なんで赤ら顔の千鳥足(ウー)マンが酒をグラスでもって徘徊してるの?!」と超怖いかもです(笑)

結構な人数が記念品のマフラータオルを首に巻いていたので、余計てやんでぇ///感がありましたし。

 

 

一日乗車券 CUTE

ここでは改札を出てすぐの総合案内所で

鹿児島市内と桜島の一日乗車券「CUTE」を購入します。

 

www.kotsu-city-kagoshima.jp

<料金>

 1日券 大人:1200円 こども:600円

 2日券 大人:1800円 こども:900円

 

<利用できるもの>

 鹿児島市電路面電車

 鹿児島市バス カゴシマシティビュー(観光ルートバス) サクラジマアイランドビュー

 桜島フェリー

 

<付属の割引券>

・維新ふるさと館 ・かごしま近代文学館 ・かごしまメルヘン館

・市立美術館 ・黎明館 ・西郷南洲顕彰館 ・かごしま水族館

異人館 ・桜島マグマ温泉 ・アミュラン ・仙巌園

 

かごしま水族館の割引率がすごい!

 

 

 

バスなどで見せる券面はこんな感じ↑

むかしなつかし、クラッチです。

柔らかいので、コインを出さずとも爪ですすっと削れました。

 

 

ほかにも鹿児島市内限定の一日乗車券もあり、そちらは大人:600円と、CUTEの半額です。

その一日乗車券も上記割引券がついており、無料ではないものの桜島フェリーも40円引きで利用できます。

 

桜島フェリーで往復して、さらにサクラジマアイランドビューに2回以上(もしくは一周)乗る予定の方CUTEのほうがお得だと思います。

 

あと、水族館の割引額が300円と大きいので、

桜島には行かないけれど、かごしま水族館に行くのと合わせて市電・バスに2回以上乗る方鹿児島市内限定の一日乗車券がお得だと思います。

 

 

二杯目(お酒一杯目)

いちき串木野(くしきの)市の濱田酒造が運営する蔵のひとつ、傳藏院(でんぞういん)蔵で作られた芋焼酎

「だいやめ」

をいただきました。

 

www.hamadasyuzou.co.jp

 

焼酎は、森伊蔵と村尾などのお高いやつしか知らない私は、、いや、嘘です

だいたいお店で飲むのは黒霧島のお湯割りです。どこにでもあって安定のおいしさですよね。焼酎!って感じもあるけど飲みやすいし。

 

それはそうと、なぜこれを選んだかというと、

パッケージがかわいかったから

ワイン風だしフルーティーそうで、わかりやすく気になったからです。

そう、私は、典型的な、最新のイメージ戦略にのりがちなありふれた人間です。

 

でも、パッケージで選んだけど!、これめちゃくちゃおいしかったです。

割り方は酒蔵の人?お勧めのソーダ割にしてもらいました。

ライチ的な味わいで、正統派焼酎好きには避けられるかもしれないが、でも若者ウケ・女子ウケは絶対いい。

ジュースのようなさわやかさだけども甘ったるくはない、むしろ甘みはそんなにない気がする。

ちょっとお酒のキリっとした部分もあり、なんだか揚げ物にも合う味です。

(ちなみに黒豚メンチカツとともにいただきました。)

 

焼酎を避けてた人に勧めたい一品でした。

実はソーダ割り嫌い(笑)な私でもおいしかったです。むしろ、ソーダ割がベスト!って感じ。

 

焼酎ってのはあのくさみが大事なんだぜぇ!って人や、

これ焼酎で頑張って出さないといけない味かな?と思ってしまうタイプの人でも、単純に、

「この味を出すのってすごい技術なんだろうなぁ」

と思える人なら楽しめるはず。

 

お酒一杯目からおもしろい出会いでした。すでに来てよかった。笑

ご馳走様です!

 

 

この後は、

酒に弱い私でもなぜか全然酔っていないというミラクル焼酎パワーで元気になって、

桜島フェリー乗り場に向かいました。

 

 

 

桜島

駅前から市電に乗り、水族館口で降りて徒歩10分弱、フェリー乗り場に到着しました。

 

フェリー

 

鹿児島市から乗るときは改札も何もありません。

「支払いは降りるとき」みたいな看板がいくつか通路上にありました。

フェリーは30分おきくらいに出ているのであまり時間を気にせずに行動できるのがいいですね。

わりと発船時刻ぎりぎりでも乗せてくれます。あまり時刻表の時刻には正確じゃないかも?

 

フェリーは車や自転車、バイクも乗れます。

人間だけの場合は大人片道200円でした。安い!

 

フェリーの中には客室もひとフロア分あるのでテレビを見ながらのんびり座るのもよし、

海を眺めながら外のテラス席(屋上は全部テラス席、客室の階にもテラス席があります)でうどんを食べるもよし。

 

 

 

うどんは客室で食べてもいいみたいですが、意外と客席はいっぱいになっていたので、外が気兼ねなくていいかな。。

山菜好きの血が騒いだので、今回は500円の普通うどんではなく、650円の山菜うどんを購入しました。

 

まず、このうどんの注文が初めての状況で驚いたのですが、

店員さんが1人のみで、

 ①カウンターでうどんを注文する

 ②店員さんがうどんを作る(麺をゆでる→器に汁を注ぐ→麺を入れる→具をのせる)

 ③店員さんがうどんを出す

 ④店員さんがレジをする

の①から④までを客1人ごとにわりとのんびり行うので、正直立ち食い系ないし麺系飲食店とは思えないほど配給までが超スローです。

 

先に注文を聞いておいて一気に数人分作る、のではないのです。麺を一気に数人分ゆでておく、器をすぐ出せるように準備しておく、ということはないのです!

麺は、絶対に(たとえ数人分をまとめて注文したとしても)、1人ずつゆでてくれる!!

やさしさ。そう、ひとりひとりに寄り添うホスピタリティの極みからたどり着いたやさしさに違いない。

私が乗ったフェリーのうどん担当の方だけかもですが。。

 

そして、この船の移動時間は「15分」

私は2番目うどんだったからまだ気にならなかったけども、

多分6番目うどんくらいからはソワソワするはず。下船まで時間がないから焦ると思います。

うどんは早めにご注文を。お気を付けください。

 

とか言いましたが、うどん自体は一般的なうどん屋で出てくる量の半分くらい。

そしてぬるめの汁でやわやわ麺なので、猫舌でも一気食い可、しっかり噛まなくてもいい。

ので、そんなに食べるのが早くない私でも5分あれば食べきれました

 

いい天気すぎる!

フェリーのテラスと屋上は風が強いのでダウンジャケットレベルの寒さでしたが、天気が良くて桜島も綺麗だったので観光客は大勢外に出ていました。

 

 

桜島に到着。

下船時は一応改札があり、係員の方が料金を受け取ってくれます。

私はCUTE利用なので券面を見せるだけですすっと終わりました。

 

ここの改札もうどんと同様、1人1人対応してくれます。

先を急ぐ人もいないので、誰かが改札で詰まると後ろの人はみんなぼーっと待っているという。

詰まった人のすぐ後ろで200円を握りしめている人も、ぼーっと待っている。。

「あの人、まだなのかな?!」「もう準備できてるから先に通してよ!」とかの圧を全然かけないんですよ…

信じられないくらいの穏やかさ。。

 

もう少しスムーズな改札のやり方がありそう、とふと思った私はスレてしまったのだろうか。

私はすっかり資本主義の効率厨に毒されてしまったのだろうか。時は金なり、の時代は終わりを迎えようとしているのか。この穏やかさこそこれからの時代を切り拓く…

みたいな哲学的思想にこの待ち時間に一瞬没入しました。

 

 

サクラジマアイランドビュー

せっかく来たから、どこも見ないにしてもせめて一周したい。

という意味不明な思考に陥った私は、

一日乗車券CUTEで乗り放題のサクラジマアイランドビューに乗ることにしました。

乗り場は、フェリーターミナルをでてすぐの一番奥のバス停です。

 

ほぼフェリーと接続して運航しているため、フェリーから降りた客が大勢乗り込んできて、早めに並ばないと席に座れませんでした。

 

そして、これ、

よく調べもせずになんとなく名前で島一周しそうって乗ったんですが(笑)、

全然島一周しません!

この、赤丸のあたりの範囲を1時間程度かけて回るバスです。

 

ざっくり言って行く場所は、

フェリー乗り場→マグマ温泉→ビジターセンター→道の駅(物産館)→長渕剛の像がある展望所→湯之平展望所(一番高い展望所)→フェリー乗り場

です。

これは昔行った時の↑叫びの肖像。今回は撮り忘れてました。

 

道の駅(物産館)まではフェリー乗り場から徒歩圏内だなと思いました。

私は時間がなかったのでどこも降りずにいきましたが、

湯之平展望所は降りてゆっくり見るとよさそうです。

湯之平展望所からはより近い桜島が見えました。

展望台に登れば鹿児島市方面も綺麗に見えるみたいでした。…車窓から見えた看板によると。。笑

 

正直、展望所でのんびりしてから、ゆっくり温泉に入って、最後に道の駅で買い物して荷物を重くしたい(温泉と道の駅はかなり近い)ので、

バスルート的には逆がベストなのになぁと思います。

でもビジターセンターで勉強してから展望所に行きたい気もする。。悩ましいところですね。

 

このバスで、フェリー乗り場→フェリー乗り場の乗りっぱなし派は3組くらいいました。仲間いた!笑

 

 

 

鹿児島市

フェリーで再び鹿児島市内へ戻ってきました。

ちなみに、帰り(桜島→鹿児島)は、乗船時に改札があります。下船時は改札なしの前払いでした。

 

城山に登ってみたいとふと思い、フェリー乗り場から城山方面へ歩きました。

市役所付近から天文館に至るまで、荘厳な建築群が立ち並んでいて圧巻です。

こんなでかいのいる?!んだもしたん、いりもはん!(適当方言で薩摩の人に怒られそうだな…笑)ってくらいあれもこれもでかい。

島津家の、薩摩藩のすごさを実感します。

全体的に北欧風な気がしますが、理由があるのだろうか。

 

城山の下、黎明館の横までたどり着きました。

地図を見る限り城山展望台まで結構かかりそう。

日が少し傾いてきたので、進むべきか、進まざるべきか、、超悩みます。

 

バスが10分以内に来たら行こう!と、時刻表では5分後に来るはずのバス待ち続けて15分。。あれっ?

全然来ないんですけど!ともやもやしてきたあたりで、

そうだった、ここはみながゆったりと待ってくれる街、鹿児島だった。私が生き急ぎすぎたのだ!

と思い直して、諦めました。

 

途中で逆光でよく見えない西郷隆盛の像を横見しながら、

徒歩で駅まで戻り、市電で鹿児島中央に戻ります。

 

 

ここで、予想外にぎゅうぎゅうな満員電車に乗り合わせ、

車両後方にいた私は鹿児島中央で降りられるかな?とちょっと不安になってきました。

 

でもみんな降りるよね、鹿児島中央だし!と思っていたら鹿児島中央に到着。意外とみんな降りません。車両前方の人が少し降りたかな、という程度。

私のすぐ横に居た女性が「あの!私ここで降ります!!」と慌てて人混みをかき分けて前方へラッセルし始めました。

これは、私も続くべきか?!と悩んでいたところ、改札で詰まっていた人が降り、残っていた前方の人たちはスムーズに下車しほぼいなくなりました。一気に車内はスカスカに。

すると後方の人もみんな立ち上がり下車に向けて動き出し始めました。

 

そう、これもまた、

前の方の人から順番に、慌てずにおりましょうね。変な圧をかけて、ゆっくり降りている人を焦らせてはいけませんよ!

の、鹿児島のやさしさ性質に違いない。なんと一体感のある性質なのだろうか。

 

なんというか、例えば機内だと同じように前方からすすっとはけて行って、でも前方にいて時間がかかりそうな人は自らよけて、急いでいる人を先に行かせるじゃないですか。

あれはスムーズで一番効率的で、でも自らよけている人はよけない時より時間がかかる分少し犠牲になっている

 

鹿児島では何を優先するかというと、

並んだ順番を守ること、であって、

急いでいるなら早めに準備して前の方に並んでおけ、ということでしょうか。

何においても並ぶ場ではすべてにおいてこれが適用されるという。

そう思えばそれも一つの正しさな気がする。今まで考えてこなかった新しい価値観というか、世界観というか。不思議な体験でした。

 

 

そして、鹿児島中央駅で蒸気屋の「かすたどん」を購入。

jokiya.com

パッケージはあるけど、かすたどん本体の写真を撮り忘れました(笑)

 

ここもめっちゃ並びます。

 

店員さんがテキパキしていないのんびりしていたため、

私の2人前にいた自分の「かすたどん」1個をもって並んでいた都会派っぽいメンズは眉間とこめかみに青筋が浮かぶレベルのキレた顔っぷりでした。何も愚痴は言わなかったけど、顔と、店員さんがレジ対応する前から早々にスマホQR決済画面を出して主張していた態度が雄弁に語っていました。

きっと、あの「かすたどん」をただ帰路のおやつで食べたかっただけなのに、10人待ち程度の列で予想を超えて20分も並ぶ羽目になったからでしょう。。

もしくは彼女に「ねぇ、鹿児島行くならかすたどん買ってきてよ!」と言われてしぶしぶ並んだだけかもしれません。

 

私は、彼の事情を妄想しながら列を並びきりました。20分が溶けるようにすぎていました。知らないメンズ、ありがとう。

 

でも、私の溶けた20分は、この後の旅程に大きな影を残しました(笑)

 

 

川内

鹿児島中央を出て、新幹線で川内駅へ。

「つばめ」はイベントで全席自由席でしたが、たまたま来たのが「さくら」だったため、自由席は1~3号車のみ。

指定席はスッカスカですが、自由席は満席で立ち乗りが出るくらいです。

 

そして時間的に、もう新水俣のイベントには間に合いません。。

どう頑張っても時間的に川内と出水で終わり。

今から新水俣に直行しない限りは、イベント撤収後の19時過ぎにしかたどり着けません。

 

あぁ、あの「かすたどん」がなければ、、と、そもそもは寝坊したのが原因なのにかすたどんを買ったことを後悔する私。

チラシを眺めながら、新水俣にはワインがあったのに!あぁ、ワイン!!と、なんだかとてつもなくもったいないことをしたような暗黒な気分に陥りました(笑)

 

でも、川内と出水の焼酎が見たい気持ちが勝っているから仕方ない。。

新水俣は諦めます。またいつか行きます。

 

川内では駅近くの売店が空いていたので、つまみにさつまあげを購入。

 

三杯目(お酒二杯目)

本日二杯目は、薩摩川内市山元酒造芋焼酎

「BEYOND GODAI」

です。

www.satsuma-godai.co.jp

再度恥ずかしながら、これもなんとなくパッケージがかわいかったから選びました。

 

これもフルーティー

まぁそうよね、、パッケージが華やかでデザイン性がかわいい雰囲気の似たイメージってことは、戦略的に同じわけで、同じ路線よね。とスレたアラフォー女(私)は一口飲んで独り言ちました。

 

これも酒蔵の人?のおすすめはソーダ割だったので、それでお願いしました。

 

いや、なんだかんだでやっぱりおいしいな。。

ソーダ割り苦手な私でもやはりおいしい。「だいやめ」はライチ感が強かったですが、こちらは同じく南国系ではあるものの少し白ワインのようなさっぱりした果実感というか。

「だいやめ」と飲み比べたい!うわぁ!違いを感じたい。。

 

 

18時頃の薩摩川内は、もうすぐ撤収ですよーという雰囲気が満載ななか、

座席も若干あいてるくらいのまったりした雰囲気。

お酒ブースの酒造の方々も、「今日は賑わったねぇ~」という感じでほのぼのしていました。

なんだか気楽な居酒屋みたいな雰囲気にもう一杯飲んでこうかなぁと思いました。

 

 

四杯目(お酒三杯目)

そして本日三杯目は、薩摩川内市祁答院(けどういん)蒸溜所芋焼酎

「野海棠(のかいどう)」

です。

 

プレミアムだったような、シンプルな芋焼酎の方だったような…。

どっちか不明ですが、サイトの説明を見る限り、多分シンプルな芋焼酎の方かな?

飲んだのは、プレミアムの説明にあるようなフルーティー系ではなかった気がするので…。

www.imoshochu.com

www.imoshochu.com

 

こちらを選んだのは、名前が読めなくて謎だなと思ったのと、ラベルデザインのバランスと文字がかっこいいな!と思ったから、です。

そう、なんかごちゃごちゃ書きましたが、今までと同じく、ラベルで選びました。

 

これは、今までフルーティー系を2杯飲んできて、今日初のザ・芋焼酎な風味。

しかし、なんというか、ふくよかな香り、としか私のつたない語彙では言えないけど、まさにそれ。

珍しい製法である木桶と木樽蒸留器の効果か、ウイスキー系のウッディな香りがします。ウッディな焼酎って斬新だなぁ。

今日は斬新なのばっかり飲んだなぁと酔っぱらってきた頭で思いました。

 

そして適当に安いやつを、と買ったさつまあげがめっちゃおいしい。なんだこれ。

この焼酎にめちゃめちゃ合います。

うーん、この焼酎、チャーハンとかにも合いそう。濃い味のごはんと一緒に飲んだらこの風味がよりいい残り方をする気がします。

 

 

そろそろ出水に向かわないとイベントが終了してしまいます。。

他も気になったのですが、30分で2杯も飲んでしまったので肝臓のお休みもかねて次へ移動しました(笑)

 

 

出水

こちらはギリギリにたどり着いたので、もうイベントも終わるぞーという雰囲気満載でした(笑)

 

 

五杯目(お酒四杯目)

そして本日四杯目は、阿久根市大石酒造芋焼酎

「かぶと鶴見」

です。

 

shop.oishishuzo.co.jp

五代目が現代に復元させたかぶと釜蒸留器での蒸留をおこなっているという、レア製法なのだとか。

 

こちらもかなりふくよかな味わいです。先ほどの「野海棠」とはまた違った濃くて強い風味。ウッディさも確かにあります。

適当に(だめなやつ)5:5でお湯割りにしてもらいましたが、強い味なのでもう少し薄めた方がより風味が味わえたかもしれない。もったいないことをしました。

 

例えば居酒屋で飲むとしたら、食事とともに味わうというよりは、このお酒を飲むためのあっさりめなアテを頼む、という感覚になりそう。

サイトの紹介にあるように、食事の味が主張しすぎない淡泊な和食に合いそうですね。

ご当地名物(いや、鹿児島名物?)、きびなごの刺身にも合うのでは。

 

 

パンフレットの鶴がかわいいです。

出水は鶴が飛来する場所なので、電車の車窓からも鶴柄のタンクとか、鶴をモチーフにしたっぽい建物が見えました。

このお酒の名前も、鶴を見ながら、という感覚で名づけられたのかな?風情がありますね。

 

さすがに19時になるとイベント会場は完全に撤収となり、飲んでいた人も散り散りに帰っていきました。

 

さて、ここでイベントは最後になってしまいましたが、乗り放題券はまだ使えます。

 

 

新水俣

せっかく乗り放題なので、とっくにイベントは終わっていましたが新水俣にも寄ってみました。

 

がらーんとした構内。

駅前広場っぽいところにはイベント撤収中のスタッフさんがぱたぱたと動き回っていらっしゃいます。

 

今日の川内~新水俣は全部はじめて下車した駅です。どこも九州新幹線開業(13年目かな?)で新幹線駅が作られたはずなので、綺麗な構内でした。

全体的に東北新幹線の駅と雰囲気が似てるかな。

駅構内には売店が1個あるかないか、コンコースは広いけど、割と無機質であっさりしているというか。

 

新水俣も綺麗でした。

 

旗を見る限り、水俣はお茶売り出し中の様子。

水俣茶といえば、私は水俣「天の製茶園」の和紅茶が好きでよく飲んでいます。

ほうじ茶に近いけどなんか違う独特な甘い風味がいいんですよ。おいしいです。

 

駅のすぐ近くにコンビニがあったので新幹線待ちの間に寄ってみましたが、めちゃめちゃ普通の品揃えのコンビニでした(笑)

こんな酔っ払いにも店員さんの愛想がとてもよく、いい地域に違いない、と勝手にほっこりしました。

 

 

振り返ってみて

無事、5枚分のチケットを使い切りました。

最初の1杯はキオスクで買ったお茶だけど、そのお茶のおかげで酔っ払い過ぎずにここまで乗り切れました。

元気に最後までおいしく頂けたのが本当に良かった。

 

しかも、私、焼酎ならそんなに酔わない気がする。いいやつばっかり飲んだからかな。。

でも1時間くらいの間に3杯飲んでますし、ビールやワインだと頭が痛くなっているレベル。そもそもタンニンが苦手なのかな?最後の2杯はウッディだったのでタンニン感はありましたが、、謎です。

 

 

焼酎の酒造がこんなにたくさんあって、それぞれがこんなに新しい工夫や工法を試している業界なんだなぁと、

今まで知らなかったのがもったいないと思えたいいイベントでした。

 

JR九州のみなさま、酒蔵関係のみなさまと出店の方々など、本当にありがとうございました。

またこんなイベントがあるなら絶対参加します。楽しかった!