30代女子の詰め込みすぎ旅行記録

マニアックな旅行好きの、ハードめな旅程記録ブログです。

大規模展示アレコレを見に行く、興味がある人だと弾丸になってしまう犬山周辺と名古屋の3泊4日の旅

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2023年12月、3泊4日で愛知北部のアレコレを巡ってきた時の記録です。

 

アレコレ:

有楽苑、犬山城、リトルワールド、名古屋市科学館東山動植物園

 

正直なところ、私には珍しくかなりの行き当たりばったり道中です。

 

 

 

 

1日目

 

犬山へ

行きは九州より、

FDA小牧空港に向かいました。

 

 

JALで予約した別会社運航便で、さらに別会社のマイレージプログラムを設定しても、JGC特典で航空会社ラウンジに入れるのか

ついでに兼ねてより気になっていたアレ↑を出発空港で試してみることに。

 

今回は、

JALFDA運航のJALコードシェア便を予約した後、

マイレージプログラムはブリティッシュエアウェイズ を登録、

空港の航空会社ラウンジでJGC会員カードを見せてみました。

 

結果は、

入れました

ほんとにすんなり入れました。

 

ラウンジ利用規定には「ワンワールド サファイア会員以上」というのもあるので、

とにかく当日その空港でワンワールド系列の飛行機を利用するなら、

JGCワンワールド サファイア会員資格のある私がどこのマイレージを登録してようが大丈夫なんでしょうね。

 

ずっと、

JAL利用時はBA(ブリティッシュエアウェイズ )マイルを貯めたいけど、BAだとこの前普通会員に戻っちゃったし、JGC会員ランクじゃなくてBAのランクが優先されてラウンジに入れなくなるならやだなぁ」、

なんていうとんでも我儘な要望を持ってたのですが、

案外すんなり大丈夫そうだったので良かったと同時にスッキリしました(笑)

 

 

FDA搭乗

「降機」は聞くけど、乗る時って…

乗機?なんですかね?

 

よくわからないのでとりあえず「搭乗」と無難に書いてみました。

 

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エンブラエルでした!

機内誌を読んだ感じだと、FDAは全部エンブラエルのようですね。

フォルムが整っていて美しい機体で好きです。


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朝の便だったのでクロワッサンが付いていました

FDAすごい。。

 

そして離陸も着陸もスムーズでした。機長に感謝です。


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近くの席のおじさまの後ろについて、タラップを降りて空港内へ。

小牧空港は初めてなのでとても楽しみです。

 

と、思っていたけど、、

あまり何もないな(笑)

丘珠空港より何もない感じ。

 

といっても、お土産物店とコンビニがありました。

コンビニであんかけスパともつ味噌煮込みを購入して、

犬山に向かうために名鉄の西春駅行きのバスに乗ります。

 

ここのコンビニの人感じがいいなーと思っていたら、

名古屋・犬山は全部お店やスタッフの人が感じがよかったです。


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ありがたいことにバスでは交通系ICが使えました。

 

バスで20分くらい移動して、西春駅で名鉄犬山線に乗り、犬山遊園駅で下車します。


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犬山遊園駅無人駅みたいです。

駅は綺麗だけど、駅前に

成田山↑」

瑞泉寺↑」

みたいな寺の案内看板がたくさんあって、ここは仏教徒の聖地かな?と不思議な気持ちになりました。


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木曽川沿いを歩いてホテルへ移動。

 

宿泊したのはIHG系列の、

ホテルインディゴ犬山有楽苑です。

 

今年はIHGプラチナエリートなので、とりあえずIHGグループに泊まることにしました(笑)

 

 

 

ホテルインディゴ犬山有楽苑f:id:akkarine:20231219131738j:image

いいホテルでした。

立地も良くて、雰囲気もよく、客層も落ち着いていました。

 

ホテル滞在について詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

akkarine.hatenablog.com

 

 

 

有楽苑・如庵

有楽苑はインディゴ犬山有楽苑宿泊者は無料で入れます。

 

織田信長の親戚の織田有楽斎がデザインした国宝の「如庵」が園内にあります。

如庵はもともと京都に建設されたのですが、その後各地を転々と移築されて、最終的にインディゴ犬山有楽苑の前身の「名鉄犬山ホテル」が建てられる時に、この犬山の地へ移築されてきたのだそう。

 

その移築の際に、如庵が一番最初にあった京都の地の雰囲気を模して整えられたのが「有楽苑」なのだそうです。

 

令和の冷え冷えとした金銭事情や資本ため込み主義感からは信じられないくらいの、

壮大で浪漫に溢れた話ですね。

そういう地場企業や行政が「わが町に宝を!誇りを!」と地域を盛り立ててくれるような、豊かで文化的な時代を生きてみたかったような気もします。


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この門の中に如庵が!


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おぉ!これが、如庵!

 

…いえ、違いました

 

私はこの母屋風の建物が如庵だ!と勘違いしたまま近づいて、

縁側にあった「如庵→」の看板でようやく、


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こっちの↑小さい副家屋みたいなのが如庵だと気付きました。

茶室だから。そうか、小さいものだよな、と。


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如庵は一般公開されていません。

事前予約制で限られた日だけ公開しています。

しかも、日によっては予約開始と同時に、など、何か月も前に予約が埋まってしまうらしく、なかなか観るのが難しいようでした。

 

 

三光稲荷神社

如庵、もとい有楽苑を出て、ぼーっと犬山城へ向かいます。

この時点で16時でしたが、16時半が最終入城なのでまだ間に合いそう。

 

城門までの坂を登っていると、

奈良の寺社ばりにアピールしてくる神社があります。

犬山城近道!」という看板がちらほらと。

 

その看板の先に進めば、明らかに神社の本殿に向かう鳥居を潜らせようとしてきています。

私はひとりで思わず笑ってしまいました。

「ふふふ、ならばその誘いに乗ってやろうではないか」

悪代官を捕らえる奉行がむしろ悪代官に見えるシーンさながらの気持ちで鳥居をくぐり進みます。

 

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本殿前、

「縁結び絵馬」

「銭洗の泉」

と、パワースポット推しが強い(笑)

お稲荷様がハートまみれだし。

 

「お稲荷様は繊細でとても怒りっぽいよ」と祖母から教えられてきた私は、

ここに手を出していいのか、お稲荷様はこの銭ゲバ感にお怒りではないのか?

ハートではなく、本来は油揚げを奉納しなくてはいけないのでは、

と躊躇してパワースポットへの参加を見送りました。

 

…断じてお金がもったいないわけではありません。ええ、もちろんです。

 

とはいえ、絵馬を見る限りは

たくさんの人がこんなに参加してて結果幸せそうなので、

ここのお稲荷さまはこのお祭り騒ぎを楽しんでいるのかもしれませんが。

 

 

犬山城

確かに若干近道だったけど、

割と段数の多い階段だった稲荷神社を抜けるとすぐに城門が見えます。

 

ちなみに、

稲荷神社より隣の針綱神社の方が正直近道なのと、

なんなら近道するより、正規ルートが階段じゃなくて坂道だから歩きやすいです。

 

三光稲荷神社は映えスポット感があるのでオススメですが、

楽に犬山城に行ければ良い方は正規ルートがオススメです。

 

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この日2つ目の国宝。

 

城門には受付があって、

入城料を払ってチケットを購入します。

 

リトルワールド&犬山城明治村&犬山城犬山城&城下町の資料館、なんていうお得なセット券が色々あります。


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あいにくの曇天。

犬山城を撮ったら、イケてるカップル(多分)も一緒に撮ってしまってますね。。


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とんでもなく急な階段を登り続けると、

見晴らし抜群の天守閣に辿り着きます。

この日は、ご覧の通り曇っていて、見晴らしまあまあでした。


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天気が良ければ名古屋城岐阜城も見えるとか。

平野のど真ん中にあって、確かに要衝なんだろうなと感じました。

 

夕暮れが重なるとより綺麗そうです。

 

 

この日はこれだけ。

犬山駅近くのお店で夕飯を食べて、ホテルに帰りました。

 

 

 

2日目

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ふたたびの曇天(笑)

今日は名古屋市内に行く予定です。


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朝ごはんに和食膳を選んで、とんでもなくお腹いっぱいになりました。

こんなに朝から肉や魚を食べたのはいつぶりだろうか…。


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犬山遊園駅に向かう傍ら、

綺麗なもやが木曽川にかかっています。

 

 

大阪市科学館

犬山遊園駅から名鉄名古屋駅へ、30分程度でした。

地下鉄に乗り換えて伏見駅で降ります。

 

徒歩15分くらいで大阪市科学館へ辿り着きました。


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お目当てはこの巨大なプラネタリウム

日本最大級だそう。

 

昔近くに住んでいたから行った相模原のJAXA横の相模原市立博物館のプラネタリウム(ながい!笑)の大きさにはびっくりしましたが、

多分こっちの方が大きいんだろうな。

 

私は上映の1時間前で観覧券を購入できましが、

日によっては午前中のうちに夕方までの全ての上映の観覧券が売り切れるらしいです。

 

キャパが大きいのでプラネタリウムの入場が始まってから全員入り切るまで10分くらいかかってました(笑)

 

中に入ると、並び椅子ではなくて個々にすこしずつ距離を空けてある椅子が並んでいます。

快適なうえ、視界に隣の人が入り込まず、見える範囲がほぼ全部星になって没入感があります。

そしてちょうど良い室温とちょうど良い暗さ、ちょうど良い椅子の寝具合と心地よい学芸員さんの声色で、

私は深い眠りの世界に誘われました

 

 

 

名古屋大学

その後、私は名古屋大学へ来ていました。

なぜ名古屋大学へ来たかというと、

単純に迷ったからです。

 

名古屋市科学館から徒歩で東山動植物園へ向かう途中、

本来曲がってはいけない方角に曲がりました。

 

そして、目の前に広がる名古屋大学

 

「間違えた!絶対こっちじゃないぞ」とひとり呟きながら、

気づくのが遅く、戻って道を曲がり直すには遠い位置にいました。

 

でかいな、これがトヨタパワーなのか、と名古屋大学にひねくれた感想を抱きつつ、

構内を突き抜けて東山動植物園に向かうことにしました。

 


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豊田講堂。たしか。

安田講堂的な重厚感なので、ここでも安保闘争したのかな?いつ建設されたか知らないけど。

 


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名古屋大学を抜けると、

名古屋高速東山換気所のひとつがでーんとありました。

 


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ここらへんは高級住宅街みたいです。

和風から洋風まで、いろんなビッグ邸宅が立ち並んでて歩いてて楽しいです。

 

 

東山動植物園

ようやく到着。

出入りする人がほぼ居ないレアな上池門から入園します。

 

入り口で係員さんに強くタワーとのセット券を薦められ

タワーも行ってみるか、と交渉ごとには怠惰な私は薦められるままに購入しました。


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上池門から見えるスカイタワー

あれ、ひょっとして遠いんじゃない?

と今更気付きました(笑)

 

 

植物園ゾーン

とにかく、私が見たかったのはこれ。


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国指定重要文化財の温室


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上池門のすぐそばにあります。

 

温室内は重文のガラス温室の裏にもう一棟あり、さらに分棟がいくつもくっついていてかなり巨大でした。

 

気になって仕方なかったのは、

誰かが盗掘した植物のあった場所に置かれたパネル

「はやくもどってこーい」なんて、担当の方の悲しい叫びが書かれています。

 

いつも世話をしていた植物が居なくなっていたのに気づいた時、

担当の方はどんな辛い気持ちになったでしょうか。

 

果たしてアイツは、こんな盗掘なんてする奴の元で幸せに過ごせているんだろうか?

枯れてしまっていないか、ちゃんと世話はしてもらっているか、、

可哀想に、知らない場所で震えているのでは。

 

そんな風に担当の方が悲しんでいる様子(妄想)が私の爛れた脳内を駆け巡りました。

 


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地域性豊かな展示に散らばる、独特な感性の置物や飾りたち。

 

たまに、

この植物の本来の自生地ってこんな置物のある地域で本当に合ってる?

と疑問になるゾーンがあります。

見どころです。

 

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飾り方の見本、みたいな展示もあります。

 

温室内はそれなりに花も咲いていて色とりどりに綺麗でした。

 

 

冬に豊かに色づいてそうなゾーンが温室以外にないので、

温室を見終えたら動物園側へ移動。


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途中で遠くから温室の全貌が見えそうなところがあったので、立ち止まって写真を撮りました。

でもやっぱり木が邪魔だなー。


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と思っていたのに、

もっと先に進んだら、ちゃんとしたフォトスポットが(笑)

 

ここからが圧倒的に綺麗ですね。

 

 

 

動物園ゾーン

特に見たいものはなかった(というか、調べてなかった)ので、

タワーに向かいつつ動物を見る感じで進みます。


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キリンさんもいるよ。

 

アシカが「ア"ー」って鳴いてる声が何処にいても聞こえました。

 


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これはきっとシャバーニじゃないけど、

ひとりでのんびりご飯食べてました。

 

シャバーニには人が群がっていてよく見えなかった。。

あとツシマヤマネコとシロクマも人が群がってました

 

 

スカイタワー

温室から計30分くらい移動して、

長ーいエスカレーターを登るとスカイタワー。

 

動植物園から一旦出て、スカイタワーに入り直すって感じでした。

スカイタワーに入場する前に動植物園の門があって、

そこを通る時に係員さんに動植物園再入場券をもらいました。


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4階も5階も展望室になっていて、どちらも景色は同じくらいいいので、空いてるほうの好きな階で観たらいいと思います。


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曇ってましたがとても綺麗に街が見渡せました。

入園時に言われるがままにタワー付きのチケットにして良かったです。

 

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そして、名古屋城は見えない

ちょっと悲しい文言のテプラが貼ってあります(笑)

 

帰りは再入場券を使って動植物園へ再入場、

実は超楽しみにしていたななめエレベーターに乗って、正門から出ました。

 

 

名古屋駅周辺

ナナちゃん
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帰りは地下鉄で名古屋駅へ。

なんとなくナナちゃんを見に行きクリスマス感を今更感じつつ、

なんとなく名鉄百貨店に入りました。

 

夕飯はバル的なところで軽く済ませて、ホテルに帰ります。

 

 

ホテルへの帰路

そして本日二度目の道間違い、ならぬ乗り間違い。


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名鉄名古屋駅同じホームから違う方面の電車が出る、って事前情報をチェックしてたのに、

なんとなく乗って間違えました。


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清洲を越え、、

清洲の名前を車窓から見て

清洲会議のとこね。ん、清州って、、方向違うんじゃ?」

と、大里かどこかの駅で乗り間違いに気づいて降りました。

 

そのまま岐阜まで気づかなかったら、岐阜で折り返して犬山に戻ってたのかな。

ルー大柴的に言うと「トゥーロングなトレイン」になるとこでした。電車好きだからそれでもいいんだけど。

早めに気づけて良かったです。


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ホテルへの帰着は遅めになりましたが、まだ犬山城は煌々としていました。

 

犬山城のライトアップは22時までみたいです。

 

 

 

3日目

今日は晴れるらしいのでリトルワールドに向かいます。


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朝食は昨日の腹持ちを考慮して、洋食プレートとビュッフェを選択。

結局ビュッフェで昨日と同じくらいお腹いっぱいになりましたが(笑)

 

 

犬山駅まで移動

Google先生で経路検索したら犬山駅までは徒歩20分と出たので歩いてみることにしました。


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ルート途中にレストランとして活用されている有形文化財奥村邸がありました。

 

犬山駅の中を抜けて東口へ向かい、

リトルワールド行きのバス停へ。

 

30分おきくらいにバスが出ています。

10時頃の混み具合は、少し座席が余る程度でした。

 

バスは名古屋の交通系ICの確かmanacaだけは使えるのですが、それ以外は利用不可。

なので、1000円札を車内の両替機で崩して運賃の600円を準備しました。

 

 

 

リトルワールド

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念願のリトルワールド!

よく見るとLittle Worldの文字の上の段右から2番目の「l」の人だけ手首くねってるけどなんでだろう?

 

この先にリトルな世界が広がっているのでしょうか。この旅行一番の私の気になるスポットで超楽しみです。

 

事前情報によると、

3時間あれば園内を見終えられるくらいの規模とのこと。

15時くらいに犬山に帰ってのんびりホテルステイするかなー。

と、悠長に構えていた私は、とんでもない失敗を犯すのです(笑)

 

 

まず、入ってすぐの資料館の資料の多さがすごい

これは大阪の民族博物館レベルのクオリティかもしれない、と予想外で驚きました。

 

そして、係の方から、

「このリトルワールドにあるのは、学芸員15年かけて集めた資料と建物なんです!」と。

 

リトルワールド開園はほぼ東京ディズニーランドと一緒で、今は丁度40周年目なのだそう。開園前に学芸員さんたちが世界各地を巡ってあれこれと収集して来たんだそうです。

 

建物は、

現地から解体して移築したものか、

現地の材料を運び、大工さんや内装さんを呼び寄せて作ってもらった

とのことでした!本物への熱意がすごい!!

 

あれ、リトルワールドだからてっきり原寸よりすこし小さい建物が並んでるんだと思ってたけど、リアルサイズなんですね…!

という私の勘違いは置いておいて、、

 

その熱い想いに打たれ、

展示をしっかりと観ていたら、資料館だけで一時間以上かかりました(笑)

 

 

資料館を出て屋外展示へ。

石垣島の家やアラスカのネイティブアメリカンのテントやロッジ、南米の富豪の家を見て、

ナマケモノティッシュケースを購入した私。


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続いてはアルザスの街ゾーン。

中世貴族の服を着たご年配の方が陣取って写真撮影をしていました。

ええ、綺麗な服はテンション上がりますよね。

 

そんなおり、が舞い始めました。

次第に強くなる雪

全然晴れてない(笑) 天気予報氏に物申したい!

雨じゃないだけまだましかもですが。


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続いてアルベロベッロ

 

建物から出てきた若い女性が小躍りしながら「ケ ベッラ!」と叫んでいました。

 

昔、第一回をたまたま見たら生徒役の人がすっごくいい人で面白く、

3日坊主の私には珍しく最終回まで全部見きったNHKイタリア語会話の番組がフラッシュバックします。

この子、イタリア語で「なんて綺麗!」とか叫んでる。ノリノリじゃん。

リトルワールドには、人を踊らせる、いや、人の心を躍らせる何かがあふれている。

 

でも踊り切れない私は、

アルベロベッロは男性名詞だから「ケ ベッロ」では?、

いや、家=カーサ、だと考えればカーサは女性名詞だからベッラであってんのかもなぁ

とか大変しょうもない理屈っぽいことを考えながら内部を見学しました。

 


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昼はみなさん (通りがかりの人が口々に言っていたので気になった) オススメの、

アフリカ館のワニ肉料理を頂きました。

鶏肉とか白身魚的な味わいで柔らかくて美味しかったです。

他にもバッファローエミューのお肉もありました。

 

 

ワニを食べて満足し、アフリカの巨大な家を見おえたころ、

「リトルワールドは冬は16時閉園ですよー。16時以降もしばらく門は空いていますので、ゆっくり歩いて帰られてください」

と、声を掛けられました。

 

ん?今何時?

…今、15時40分。

あれ、もう閉園なの?まだあと1/3残ってるんだけど!

と。私は驚愕しました(笑)

 

ここで、当初3時間で見終えるとのレビューで安心しきっていた私の大失敗が判明するわけです。

明治村でも同じ失敗をしていたのに、再び私はやってしまいました。

「屋外展示の博物館ではレビューの倍は時間がかかる私」を見落としていました。なんか日本語変だけど。

 

とはいえもう時間はありません。最後にお土産も見たいし、もう門まで直行一択です。

うわー失敗した!次いつ犬山に来れるかなぁ。開園と同時に来るんだったよ!!

脳内は後悔の嵐です。

 

 

そんななか、同じく私の前を門まで歩く2人組(男性)が。

片方は袴風の和ゴスな服装で、裾がひらついています。

裾から見える生足

 

いや、めっちゃ雪降ってるのにすごいなぁ。しかも多分見きれなかった仲間だろうな。

寒いから急いで回ってた人が多かったけど、ここに強者が!

と、私の心は少し凪ぎました。ありがとう、和ゴスの人。

 

ちなみにもう一人の男性はめっちゃ普通の服でした。謎が深い。

 


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本当は中まで見たかった「月山の家」。

雪とのコントラストが自分が本当に月山地域に居るみたいですごくよかったです。

 

色々見残しがあるので、また行かねば。。

 

 

お土産について

ちなみに、

出入場口にあるお土産店は一番品数が多いのですが、

各ゾーンにあるお土産物店にあっても出入場口のお土産店にはないもの多いように感じました。

 

なので、各ゾーンのお土産物店で「ほしい!」と思うものがあればそこで買っておくのが無難です。

逆に、各ゾーンのお土産物店にはないけど出入場口のお土産店にはあるもの、もたくさんあります。

 

 

園内バスについて

リトルワールドには500円の1日園内バス乗り放題のチケットがあるのですが、私は今回は使いませんでした。

ぐるりと一周する予定なら、各建物間は徒歩2~3分程度ですし、バスを使うことはない気がします。

 

ただ、

お土産を買いに遠くのゾーンにバスで戻る、とか、

ざっと見た後にもう一度詳しく見たいと思ったゾーンにもう一度バスで戻る、というパターンはあるかも?

と思いました。

 

 

見学時間について

私みたいな、詳しく展示を見て、各家をしっかり見て回るようなタイプの方は、

開園から閉園まで丸々かかる、

と思っていた方がいいかもしれません。

 

各ゾーンでゆっくり食べ歩きたい、各ゾーンで衣装を着て撮影して回りたい、という人も丸一日かかると思います。

 

 

その他情報

資料館の方から聞いた話だと資料館の展示も少しずつ変えているそうなので、

リトルワールドに何度も行かれている方も、資料館をもう一度見てみたら知らない展示物があるかもしれません。

 

中に入るなら靴を脱ぐ必要がある建物もいくつかあるので、

(日本・アジアの建物とトルコの建物に入る時が脱ぐんだったかな?)

脱ぎやすい靴がいいかなと思います。

 

 

本当に世界旅行しているような、

多分リトルワールドを楽しんでから紀行番組でリトルワールドに建物があった地域が出てきたら「私ここに行ったことがある!」と言いたくなるような(笑)、

そういう素敵なテーマパーク・博物館だと思います。

 

とにかく、たくさんの方に訪れて楽しんでいただきたいです。

 

 

帰りのバスは、

冬(12~2月)の平日は閉園20分後の16:20が最終なのでお気を付けください。

冬の土日祝16:50が最終です。

 

この日はこの土日祝ダイヤの最終バスで帰ったのですが、

待っていた人はぴったり全員座れました。ありがたい!

 

 

犬山駅に帰還して行きと同様に徒歩でホテルへ。

ホテルのバーで軽食を食べ、誰もいなかったのでフィットネススペースを堪能し(笑)、

そんな感じで、この日は終了。

 

 

 

4日目

最終日は、今度こそ晴れ!の予報です。


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雲はいい感じなので、今日こそは晴れるはず。。

 


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3日目に撮り損ねた洋食+ビュッフェの朝食。

左のワンプレート皿がボリュームがあって、これだけに見えてもおなか一杯になります。

欲を言えばビュッフェにスープがほしい(笑)

 

 

ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、

1日目にもやっとしていた犬山城天守閣の景色に再チャレンジします。

 

 

再び犬山城

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おお!さすがに今日はいい天気なんじゃないか!?

 

受付で犬山城と城下町資料館周遊チケットを購入して入城。

朝10時頃だったのもあってか、人も少なく、割と空いていていい感じです。

 


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初日よりやはり景色がよく見えます!

 

うーん。門のところで緑に発光しているのは何だろう。

うろ覚えですが、ブラウン管テレビ時代の色合いの緑、、ウルトラマンが縮んだ時みたい(発光してませんでしたっけ?)。

 


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木曽川も穏やかで、連日の雨や雪でか水量多めですね。


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時間があれば川向こう(岐阜)も行ってみたかったですが、それは次回に持ち越したいと思います。


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城からホテルが見えます。

いつもホテルから城を見ていたので、逆なのが不思議な感じ。


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城の中には各階に展示があって、犬山城の歴史や、犬山城主やその配下の方々の品が展示されています。


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階段は傾斜60度くらいあります。一段が大き目でかなり急。

 

犬山城下町

周遊券を買ったので、城下町を巡ることにしました。


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門構えが立派な、でも中に入ると現代的な建物のバームクーヘン店。

 

城とまちミュージアムf:id:akkarine:20231219131518j:image

犬山城から一番近い資料館に入りました。

城とまちミュージアム


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歴代のしゃちほこが展示されています。

館内の展示は基本的には撮影NGっぽかったですが、ロビーとこのしゃちほこは撮影OKみたいでした。


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ロビーには昔の犬山城下町のジオラマがあります。

違いすぎて、今いる場所がこのジオラマではどこにあたるのかしばらくわかりませんでした。


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メダル!

メダルはたまに見ますが、この左の機械はなに??


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メダル刻印機だそうです。古そう。

昭和~平成の過渡期生まれの私は知りませんでした。こんなのあるんだ。

レーザー刻印じゃなさそうだし、熱で溶かすのかな?

 

 

からくりミュージアム

犬山祭の山車にはからくり人形が乗っているそうで、

先ほどの「城とまちミュージアム」のお隣のからくりミュージアムには様々なからくり人形が展示されています。

 

私は茶運び人形ファンなので、見られるなんて感激!!と超テンションアップしました。

 

が、

残念ながらこの日は平日だったので、10:30と14:00の2回しか実演しない日でした。

1回目は終わっちゃったし、2回目を見たら飛行機に乗り遅れそうなので、もう仕方ない。

これも次回に持ち越しです(笑)

土日祝は1日5回実演しているそうです。

 

展示されているからくり人形の動きは、展示パネルにあるQRコードを読み込めばスマホで該当youtubeが開いて見られるのですが、

なんかやっぱり実演が見たいんですよね。なんでしょうね。

 

 

旧磯部家住宅

むくり屋根が特徴的で主屋は幕末に建てられたとされる、国の登録文化財の住宅。

入り口は普通ですが、奥が長い。


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かなりしっかりと復元作業がなされていて、一億円以上をかけて当時の姿を取り戻したのだとか。

 

建物も面白く、奥に行くとある整えられた庭や大きな蔵にも驚きますが、

一番驚いたのは、奥の蔵?の2階にあった展示の内容。

 

犬山駅周辺の開発の話がかなり興味深いです。

「東側を開発することにして、城のある西側は古い街並みを残そう!」と地元で話し合ったのに、西側に出来てしまった15階建てのビル。

「なんで開発してんの?!」と荒れる地元、みたいな話。

 

なるほど、

犬山駅西側は落ち着いた住宅街で大型店舗が見受けられなかったのに対して、東側が賑わっていたのはそういう理由なんですね。

少子化社会で人口減なのにでっかいビルをたくさん建ててたら、近い将来に持て余すと思います。

 

 

どんでん館

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犬山祭の山車が飾ってある資料館です。


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各地区ごとに決められたテーマがあって、山車のからくりはテーマに沿ったものが乗っているらしいです。

長崎くんちみたいですね。

 

 

周遊券の資料館を全部見終え、城下町ゾーンの端っこまで来ました。

あまり利用されていない風ですが、すごく年季の入った渋くて素敵なビルがいます。f:id:akkarine:20231219131416j:image

耐震の問題は出そうだけど、大開口でかっこいいですね。

最近あちこちであるビエンナーレ系もよさそうですし、うまく使えばおしゃれなビルになりそうですが。

 

城下町でお茶請けで一服後、

旅行最終目的地(私にとっては空港も目的地です!笑)の中部国際空港セントレアへ向かいます。

 

 

中部国際空港

とりあえず、ホテルに戻って荷物を回収します。

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いいホテルでした。

犬山に来るならまた泊まりたいです。

 

今回は犬山城木曽川ビューを見ましたが、あと有楽苑ビューとスタンダードがあるみたいです。

スタンダード客室の景色はどんな感じなんだろう。成田山ビューかな?気になります。

 


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帰りは犬山遊園から金山で乗り換えて中部国際空港へ、全部ミュースカイ利用です。

快適で追加料金はたった360円なのですごくおすすめです。

 

券売機では席は選ばず、通路か窓側席かだけで「窓側」を選択しました。

どうやら、どちらにしてもうまい具合に隣に誰もいない席にしてくれるようです。

 

愛知はスタッフの方のいい感じの気遣いが素敵だなと思いましたが、

ミュースカイ券売機までこんなに気遣いができるとは!すごい!!

 


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向かいも誰もいないし。すごいしっかり設定されている。

 

JR九州は、適当に「通路側」とかを選ぶととんでもない座席になることがあります。

一度、めっちゃ空いてる座席群の中、となり(窓側)にすっごく弁当を広げ食べてる人がいる席に突撃させられたことがありました。

誰も来ないと思っていたのか、私の指定席に荷物を広げていらっしゃる。気まずいし、申し訳ない感がすごかったです。

本当にお前の席はここなの?って顔してたし。

 

思い起こせば、、

私も逆の立場になったことがあって、その時多分すっごくいぶかしげな顔でここがあなたの席なの?本当に??みたいな表情をしてしまった気がする。申し訳ない(笑)

 

まぁそれはいいとして。

座席も配席もミュースカイの快適さがすごい、という結論ですね。

 


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ほんの1時間くらいで中部国際空港に到着しました。

 

快適さに胡坐をかいてしまい、

行きは見れたが、帰りは布袋大仏を見損ねました。

 

 

中部国際空港航空会社ラウンジ

中部国際空港の国内線にはJALANAの共同の航空会社ラウンジが1か所あります。

手荷物検査をくぐってすぐ右手ですね。


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座席数はそこまで多くなく、室内に数列椅子が並んでいるのと、画像のようなテーブル席がありました。

テーブル席は10席ちょっとくらいだった気がします。


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そしてコンセントはこのテーブル席にしかなさそうでした。

 


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飲み物はビールとコーヒーメーカー、パックのお茶と紅茶だったかな。

おつまみは梅柿ピーと石チョコでした。

 

室内では搭乗待合ゾーンで流れるアナウンスが聞こえないのですが、

各航空便の状態(行先とか搭乗開始しているか、など)が示されたモニターがあります

 

一応受付の方が、

各搭乗便の搭乗が開始されてしばらく経った頃に(誰か該当者がいそうな場合だけかもですが)

「〇〇行きの〇時の便のかた、残っていらっしゃいましたらお声がけください」

と確認に来られていました。

 

 

帰りの飛行機

帰りはANAを利用しました。

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久々のボーイング737。うわぁ、苦手なんだよなぁ。

ボーイング737と777は狭いし、耳が痛くなるしで苦手なんですよね。


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USBは座席下にありました。

機内wifiが起動するくらい(飛行が安定したくらい)にこの電源も充電でき始めました。

 



 

あっという間の4日間でした。

 

天気も読めなかったし、あまり予定を決めずにうろうろした旅行でしたが、

結局のところ毎日ぎゅうぎゅうになっちゃいましたね。

時間的に厳しそうでも行けそうなら行ってしまう癖が出てしまった気がします。

 

犬山はまだ、

桃太郎神社とか、時期的に今回は無理でしたが鵜飼とか、

みどころは色々あるのでまたほかの場所も楽しみに、再訪問したいと思います!