詰め込みすぎ旅行記録

マニアックな旅行好きの、ハードめな旅程記録ブログです。

青森弾丸旅行 ついでにJGC(修行)6回目

予定があって夕方発の1泊2日しかできない!

でも青森の県立美術館三内丸山遺跡に行きたい!

そしてのんびりとは言わないが、見たいものは全部見たい!

そんな私のための観光時間4時間半の弾丸日程です。

 

同じような関東以西の地方在住者がいれば参考までに…。

 

行きは羽田経由、帰りは伊丹経由の九州発着です。

帰りは羽田経由にすると青森15:15発となりほんの少しゆっくりできますが、

今回はスマイルキャンペーンでそちらが取れなかったので少し早い伊丹経由便です。

 

 

 

ルート

1日目

羽田20:0520:15→21:3121:20青森(JAL 遅延)

 青森ダイワロイネットホテル 泊

 

2日目

青森駅前8:08→8:358:40三内丸山遺跡(バス 早めに到着)

 三内丸山遺跡(9時開館)観光

 …ランチ1時間含めた計3時間滞在

 徒歩移動15分程度(無料バスもあります)

 青森県立美術館(9時半開館)観光

 …2時間滞在

青森県立美術館13:15→13:40青森空港(定額タクシー)

青森14:55→16:3516:30伊丹(JAL 5分遅延)

 

 

 

1日目(移動のみ)

九州から羽田行きの便が30分遅延しました。

週末のしかも夜なので羽田空港上空が混雑していたようです。

 

羽田空港で余裕がある予定だったので、九州→羽田→青森の2便で乗り継ぎの設定をしてもらっていません(汗)

※スマイルキャンペーンは1区間ずつでしか購入できなかったので(私調べ)、こういう乗継の時困りますね。JALアプリで乗り継ぎ設定できる仕組みがあるとありがたいです。

このままだと青森行の搭乗口に直行し、係員さんに手続きしてもらわなくてはいけなくなります。

遅延したからなので完全に私だけが悪いわけではない(はず)ですが、恥ずかしい(笑)

 

関係ないですが、搭乗便B737の非常口がかわいかったです。

 

 

羽田空港

羽田に到着した時点でも30分遅延していました。

滑走路に降りた時点で、

「30分後のメルボルン行きの〇〇様、降りられましたらすぐに通路にいる係員へお声がけください。また、青森行きの方の搭乗口は〇〇番になりますのでそちらへ向かってください。シドニー行きの~」

とCAさんがアナウンスしています。慌て気味です。

何よりメルボルン行きの人は焦ったでしょうね。無事に辿り着けてますように。

 

青森便の搭乗まであと15分程度、到着した搭乗口から青森行きの搭乗口が遠そうなので私も慌てます。
大急ぎで青森便の搭乗口へ。搭乗開始時刻になりましたが、カウンターは動いていません。どうやらこちらも遅延する様子。

少し時間ができて安心しました。

10分遅延して青森空港へ出発しました。

 

青森空港から青森市内へ

こちらも10分遅延して到着。

青森空港から出て急いで青森市内行きのシャトルバスに乗り込みます。

交通系ICカードが使えました。

どうやら最終便を待ってくれていたようで、通常の発車時刻より15分程度遅れて出発。

青森行きの航空機は満席でしたが、このバスはかなり空いていました。

 

コンセントがついています。ありがたい。

 

青森市内の新町一丁目で降り、ホテルにチェックインします。

ダイワロイネットホテルはすごく高級感のある綺麗なホテルでした。しかも1階にコンビニがあって、カードキーでホテルから直接コンビニに出入りできます。

 

ホテルのスタッフの方に遅くまでやっているお店を尋ねたら、

助六」という駅に近いところにあるお店を教えて頂きました。

ホテルのスタッフの方もみんな感じがいい!

 

この助六大当たりでした!

流石地元の方から聞いただけあって、めっちゃ良かったです。美味しいし、店員さんの雰囲気もとてもいい。

しかも0時までやっています遅く着いたけど美味しい現地ものを食べたい我々の救い主です。

この助六は明らかに焼き鳥屋ですが、とりあえず郷土料理っぽいものを、と「貝焼味噌」と「ねぶた漬」、「せんべい汁鍋」を注文。

貝焼味噌はホタテ貝のぶつ切りに卵とネギと味噌を合えて焼いたもののようでした。

ねぶた漬は多分ですが昆布系の千切りと大根漬と数の子を合えたねばねばしたもの。

どちらもとても美味しいです。

 

せんべい汁はだし系のつゆで煮込まれた鍋にせんべいが入ってるやつで、せんべいはふにゃふにゃだけど弾力のある不思議な食感で美味しかったです。

じょっぱ汁も食べたかったけど、これは冬季限定だそう。

 

ほかにも色々頼みましたが全部美味しい

ついでに昔沖縄で飲んだコーヒー泡盛を思い出す「珈琲焼酎」も頼んでみました。懐かしい味にあの頃の青春の1ページを思い出しました。

青森の焼酎や日本酒の品ぞろえもよく、甘い系のお酒もあってバランスがいいお店です。

 

「いやぁ良かったねぇ」と同行者と話しながらお店を出て、ホテルまで帰りました。

道中には遮光器土偶が並んでいます。

 

ホテルに着いて、「飲み物買っとく?」とコンビニに寄ったら、このホテル下のローソンがまた!お土産めっちゃ売ってるんですよ。助かるー!

しかもちょっと面白い系のお土産や地元限定のカップ麺もあって、本当に友達に軽く渡すのにいい品ぞろえなんです。

正直、青森空港より土産の品ぞろえが良かったかもしれない(笑)

 

部屋に戻りすぐお風呂に入ったら、とにかく寝心地がいいベッドですぐ寝ました。

 

 

2日目

ホテルの朝食を食べて、出発です。

 

そう、ダイワロイネットホテルは朝食も良かったです。

おかゆもあるのがいいですね、昨日美味しくて食べ過ぎた胃に優しいです。おかゆの具も色々あるし。

ちなみに、朝食会場には昨日食した貝焼、せんべい汁、ねぶた漬は全部ありました(笑)

コーヒーのところにホットミルクがあるのもうれしい!気遣いを感じます。

予約の際は、食べる時間があるなら朝食付きでといいと思います。

 

ホテルから歩いて10分弱、

青森駅の東口ロータリーの真ん中あたり6番乗り場から青森県立美術館三内丸山遺跡行きの路線バスが出ています。

駅で待っていたのは10人くらいで、その後各バス停で1人ずつくらいちょこちょこ乗ってきて満席になりました。

 

途中で運転免許センターに寄り、青森県立美術館前に寄ってから終点三内丸山遺跡に到着です。

 

 

三内丸山遺跡

早めに到着してまだ開館まで30分近くあるので、道路向こうの駐車場横のトイレへ。

トイレ前の自販機で東北限定の飲み物たちを購入して、遺跡の入口でもある縄文時遊館の前で待ちます。

 

開館時間5分前くらいからみなさん列になって開館待ちをしていたので、

USJみたいに早めに開けてくれるかなーと期待しましたが、時間になってから開きました(笑)

 

 

ガイドツアー参加

9:15から無料の遺跡案内ガイドツアーがあるとのことで、せっかくならと参加することにしました。時間は50分~1時間程度とのこと。

このガイドさんがすごく良かったです。

世界遺産登録の時にガイドルールが厳しかったのかもしれませんが、推論と事実をしっかり分けて話をしてくれ、時間配分も良くて内容も深く、とても楽しめました。

 

大型の建物(と推測されている)復元の内部。

全ての柱と柱の間が35cmの倍数で配置されている、らしいです。35cmというのは研究者の人が発見したとのこと。

そのため、尺度のようなものが縄文時代からあったのではないか、と推察されているそうです。

 

大型掘立柱

こちらも建物なのか物見やぐら的なものなのか、それとも柱だけ立っていたのかはわからないそう。

発掘された柱の傾斜具合から見ると、床や屋根のようなものが安定して設置できるような角度で柱を傾斜させたのではと考えられたため、この形で復元したようです。

 

貝塚から発見された骨等から何を食べていてどう利用していたのかを推測している、とか、「墓域」があることから死生観(黄泉の国的な思想)があったのではと考えられる、とか、色々と興味深い話をしていただきました。

 

 

縄文時遊館

遺跡ガイドを終え、縄文時遊館の常設展示を見ることにしました。

大量の土器や土偶、石器が並んでいます。

この出土具合が広大な範囲で出てきたとして、これを1つ1つ計測して記録するとなると何十年かかるんだろうと気が遠くなります。

 

途中に、よくある縄文人になろうコーナー」的な場所もあります。

息抜きに貫頭衣をかぶって記念撮影しました。

自意識過剰かもしれませんが、すごく似合っていました。なんなら現代の服より似合いました

 

全体としては小学生にわかるくらいの優しいあっさりした展示です。

 

 

この時点で11時。

縄文時遊館の隣のレストラン「五千年の星」が開く時間です。

県立美術館に行く前に、ちょっと早めのランチにしました。

 

 

れすとらん五千年の星

縄文うどん、と銘打たれている、ぱっと見そばなうどん。

栗とどんぐりと山芋(確か)が練りこまれたうどんだそう。不思議なもちもち感でした。味としては確かに、絶対にそばではない、どっちかというとうどんです。

 

他には発掘カレーや栗ソフト等がありました。

 

ちなみに、青森県立美術館にも素敵なカフェがあります。

美術館のカフェもおしゃれで凝った素敵な品々があるようですので、時間的にも美術館のカフェでランチをとってもいいかもしれません。

 

食べ終えたので、さらに隣の売店でお土産を買い、県立美術館まで徒歩移動です。

徒歩10分くらいで着きました。

 

ここまでの所要時間は3時間程度。

遺跡ガイドツアーに参加してから遺跡も再度まわり、時遊館もじっくり見て、うどんを食べてお土産を買っての3時間で、十分満喫したな、という感想です。

 

 

青森県立美術館

青木淳設計の美術館、カクカクしています。

入口は当初は地下だったそうですが、今は1階の角にあります。

 

奈良美智の「あおもり犬」がある、ということだけの情報で来ました(笑)

金沢21世紀美術館と並んで紹介されることも多いので、きっといい展示に違いない。...金沢の美術館は行ったことはないけれども。

 

まず人の多さにびっくりです。

と思ったら、みんな「庵野秀明展」を観に来ている。。笑

庵野監督とは同郷なので人気があるのはちょっと嬉しいです。応援してます。

ですが、私は常設展を見に来たので「庵野秀明展」は観ませんでした。大変すみません。

 

 

チケットを買うと、まずエレベーターに案内されます。

このエレベーターには閉まる・開くボタンしかなく、あまりのシンプルさに驚かされました。

 

エレベーターに乗って地下1階へ行くと、アルコホールと呼ばれるシャガールの大作が4つかかった巨大な空間に出ます。劇の背景用に書いたらしいです。

え、こんなでかいシャガールが日本にあるの?とビックリ。

 

そこから奈良美智の展示室へ。

可愛かったりちょっと怖かったりするあれこれがたくさん展示されています。

 

そこから、なんとなくあおもり犬を見に行くことに。

ルートとしてはあおもり犬は無視してこの展示室からエレベーターで上に上がるのがいいらしいです。

けれど我々は一度外にでて連絡通路を通る遠い道のりを辿ってあおもり犬に向かいました。

 

あおもり犬

家族連れが数組、犬の前で写真撮影スポット待ちをしています。

我々は犬の背後に回りたいけれど、写真撮影に映り込みたくない気持ちが勝り、ひたすら待つこと15分程度。ようやく人が居なくなりました。

 

犬の横顔。

 

犬の後ろ姿!

 

後ろ姿だけ見るとなんとなくオッコトヌシ様...いや違った、デーダラボッチの背中シーンを思い出します。

 

あぁ、犬を満喫しました。

 

満足したので展示に戻ります。

 

展示室に戻る道すがら、庵野秀明展のフリー展示「第3村模型」を眺めます。

映画でこんな電車あったなー、とぼんやり思い出しました。

 

この後はグリーンアーミーメン(ウッディの出てくるあれのキャラです)を加工した現代アートや空気で膨らませた布の現代アート、特撮セットの有名技師の方の作った特撮模型?達を眺め、常設展を見終えました。

 

 

八角

チケット売り場に戻り、建物外の八角に向かいます。

八角堂っていったら聖徳太子の夢殿よね」とか言いながら八角堂らしき建物に入ると、

あれ、思ってたのと違う。

奈良美智の作品がいる。全然夢殿じゃない、白壁(笑)

 

とはいえ雰囲気のある展示でした。綺麗ですし。

八角堂まで行くのをお勧めします。

 

 

この後ちらっとミュージアムショップを見学しました。

この時点で13時過ぎ。

美術館滞在は2時間弱でした。

乗る予定の便は14:55です。念のため14時には青森空港についていたいと思っていたので、そろそろタクシーを呼びたいところ。

 

青森県立美術館から青森空港まで3500円の定額運賃がある青森タクシーに電話をかけました。

電話してから5分くらいで来てくれました。早い!!そして空港まで20分程度で着きました。

空港までの間は運転手さんが青森の話をたくさんして下さり、この運転手さんのタクシーなら観光案内してもらいたいもんだなぁと思ったり。

青森の方は温かくて優しいですね。いい街だなぁと思います。

 

 

青森空港

展望デッキ

さて、思ったより早めの14時前に空港に着いたので、展望デッキに向かいます。

展望デッキ前には色々な飛行機の模型がありました。

 

八甲田山と飛行機の組み合わせが撮影できます。

この時はFDAANAJAL(JAIR)の飛行機が居ました。

 

カードラウンジ(パネルだけ)

まだ時間があるので、ちらっとカードラウンジに入ろうか、なんて思ったら、

まさか、今日持ってきているエポスゴールドが使えない?!

出た!このタイプ。出雲空港と同じです。

一応中のカウンターで聞いてみましたが、エポスゴールドは使えないとのこと。しかもANAのステータス会員も入れない様子。ならばSFCゴールドVISAカードでも入れないかもしれません。

JALのステータス会員は入れるみたいですね。

 

しょぼーんとしながら、搭乗時間も迫ってきたので手荷物検査を受けて、待合エリアへ。

検査後にも売店BLUESKYがありました。

 

そして遅延もなく、伊丹に向けて出発しました。

帰りは岩木山上空から男鹿半島に向けて日本海側を飛んだようです。

 

 

終わりに

たった18時間の滞在でしたが、美味しいものを食べて、三内丸山遺跡と美術館も見て、かなり満喫出来ました。

またいつか、合掌土偶・木造駅・鶴の舞橋・竜飛岬を見に、青函トンネルを通る北海道新幹線に乗りに(多いな!笑)青森に来たいと思います。