JGC回数修行としての伊丹空港からの短距離ホッピング路線、隠岐・但馬・出雲の記録です。
今回は５回目、出雲への往復日帰りと、乗り継ぎの暇な時間に強硬した四天王寺への観光を含めて記載します。
前回の隠岐・但馬は①の４回目に記載しています。↓
ルート
4回目
伊丹11:3511:50→12:4012:25隠岐(搭乗客待ちで15分遅延)(JAL)
隠岐13:0013:10→13:5013:45伊丹(前便↑と同じ機材のため遅延持ち越し)(JAL)
伊丹16:55→17:30但馬(JAL)
但馬18:00→18:40伊丹(JAL)
5回目
大阪空港10:55→11:15あべの橋駅前(バス)
…徒歩移動15分
四天王寺 滞在1時間弱
…徒歩移動15分
あべの橋駅前12:30→12:55大阪空港(バス)
伊丹14:15→15:00出雲(JAL)
出雲15:35→16:1616:25伊丹(早めに到着)(JAL)
5回目
四天王寺
行き方
30分おきくらいにバスが出ていて、交通系ICカードが使えます。
伊丹発の昼前の便は１人で２座席使ってもまだまだ空きがあるくらいでした。
移動途中で通天閣が見えました。HITACHIって書いてあるんですね、知らなかったです。
街中を通って天王寺駅とあべの橋駅付近の陸橋近くのバス停に到着。
陸橋から見たらこの位置にあります。↓
伊丹空港からの行きも帰りもこの同じバス停から出るので迷わなくていいですね。
ここから徒歩で四天王寺へ移動します。
移動時間は15～20分くらい。
天王寺駅の動物園口の横を通って北上、堀越神社と出会う角で右に曲がり、突き当たりを左に曲がるとあとは真っ直ぐです。
大阪の天王寺という地名は知っていたけど、四天王寺があるところだったとは（笑）
そのうち正面に四天王寺が見えて来ます。
突き当たった道路を横断したらどーんと柱と門があります。
「日本仏道最初」って書いてありますが、最初って奈良の飛鳥寺だったのでは？
と疑問に思っていたら、「官寺」として建てられた初の寺、とパンフレットには書いてありました。
飛鳥寺も聖徳太子が創ったし、官寺ではないのだろうか？よくわかりません。
入場
とはいえあの四天王寺です！
大学でちょろっと学んだ伽藍(建物)配置。
寺の伽藍配置はいくつか有名どころの寺の名前をとって付けられているのですが、そのうちのひとつが「四天王寺式」です。
四角く廊下に囲まれた中に本堂と塔がある配置です。
ちなみに、四天王寺は一部拝観料が必要な場所があります。この廊下に囲まれた中心伽藍と、庭園、宝物殿の3箇所です。
宝物殿だけ500円、あとは300円なので、全部合わせたら1100円。
檀家さんがいるお寺のようだったので、普段来られる檀家さんはお金を払わなくていいようにとの配慮の区分けなんでしょうかね。
中心伽藍
中心伽藍は見たかったので300円のお布施（拝観料）を払って入場します。
五重塔には登れますが、靴を脱がないといけないのと、当たり前ですが5階までひたすら階段です。
私同様にすっかりサンダルで来て素足で上がっている人もいましたので、床を介した水虫などが不安です。靴下持参か履いてくることをおすすめします。
一応後で足をしっかり消毒しました（笑）
頂上は景色は見えませんが仏舎利があります。
帰りもぐるぐると螺旋階段を降ります。なかなか疲弊しました。
うーん、ご利益がありそうなので仏舎利は拝んでおきたいものの、中はぴっかぴかですしミニ仏塔が保管されているだけですので、時間がない方は行かなくてもいいと思います。
北側の廊下から本殿を眺めるとこんな感じ↑。
確か撮影厳禁だった本殿には素敵な仏像がいらっしゃいました。
亀ノ池・石舞台・六時堂
この時点で四天王寺への到着から20分程度、まだ時間があるので広々した敷地を見て回ることにしました。
その名も「亀ノ池」！
日光浴する亀たちに海外からの観光客もニッコリ。すごいよすごいよ！と撮影しています。
亀ノ池の北には重要文化財の「六時堂」があります。
六時堂はどこかに移築する様子で足場が組まれていました。
六時堂の前にはこれまた重要文化財の「石舞台」。写真の真ん中にある小上がりの部分です。
本坊庭園
さらにあてどもなく境内を北上していると庭園が！
庭園好きの私はまたお布施を払って中に入りました。ひとけはありません。やった！
死後の世界を表しているとか。
道を逸れたら大変な不幸が起きそうなので道順通りに真面目に進みます。
静かな庭園の向こうに聳えるビル群に、都会のど真ん中なことを思い出させてもらいました。
この日はカンカン照りであつかったのですが、庭園の中は涼しさすら感じます。
昔はクーラーもないので、こうやって庭園を造り、木陰や水や風の流れを感じる風情でもって涼んでいたんだなぁと実感しました。
ハス池にはもうすぐ咲きそうな花もちらほら。
ここはお釈迦さまのゾーンでしょうか。満開だとものすごく綺麗だと思います。
地図で見て気になっていた千人斬り碑。
解説がない...。
ネットで検索したらまさかの熊本ゆかりの碑でした。肥後の国在住の田代孫右衛門が建立したとのこと。
結婚の約束をした彼女が他の人と結婚して怒り狂った彼は、千の命を奪って彼女を殺すという呪いに取り組み、あと最後１つ（亀だったらしいです）のところで止めに入った母ともめて失神して我に返り、悔い改めて仏門に下り四天王寺で没した、という話のようです。
すごく遠回りな呪いですね。彼女１人を呪い殺すために９９９の命が失われたわけです。
そもそも結婚の約束をしただけで安心して他の国に出かけていたらしいので、彼女だって待ちきれなかったんでは。焦った親に無理やり結婚させられたのかもしれませんし。とんでもなく自分勝手で最悪な男ですね。
千人斬り碑は別として、すごく癒されました。広くて整えられていて良い庭園です。
庭園を出た時点で12:10。次の伊丹空港行きのバスは12:30なので急げば間に合いそうです。
短気な私は急ぎました。暑くて疲弊したので宝物殿はもういいや、帰ろうと。
弾丸野郎な私は、間に合いそうなことに気付いてしまったらバス優先です。
早歩きでどうにか12:29にあべの橋駅前のバス停に到着。バスはまだ扉を開けています！良かった、乗れました。
四天王寺は境内が広くて見所もあるので、1時間半から2時間くらいの滞在時間を見込んだほうが良さそうです。
庭園を見ないなら1時間半あれば十分かなという感じでした。
出雲便
遅延もなく無事に出発です。
再びのエンブラエル。
E190は機内wifi接続サービス対応機なはずですが、今回はありません。動画サービスはありました。
九州への帰りもE190で、機内アナウンスによるとメンテナンス中なのでwifi接続サービスは使えないとのこと。この出雲便で使えないのも同様の理由かもしれません。
そして飲み物が出ないのでCAさんが配ってくれる飴。ハッカ飴は初めて見ました。
また瀬戸内海側から北上していくようです。神戸空港が眼下に見えた気がしました。
途中、山陰側で見えた滑走路…米子空港のようです。
島根の大きな集客は出雲大社、鳥取は鳥取砂丘だと思いますが、鳥取砂丘側には鳥取空港もあるし、米子空港の位置づけはなんなのだろう。鬼太郎？境港？
遅延なく出雲に到着しました。
出雲空港も出口から外に出て、手荷物検査をしてからまた待合ゾーンに入るパターンです。
出口に向かう途中、松明っぽいイメージの照明にグッと来ました。
一瞬外に出て空港パネルを撮影したら中に戻ります。
知り合いを待っているけど来ないから外に様子を見に出てみたけど、やっぱりいないから中に戻るよ！
というキャラで不審な目をする周囲の人をやり過ごします(笑)
出雲空港カードラウンジ（パネルだけ）
出雲空港のラウンジ(検査前)はエポスゴールドが使えないようです。
JALの就航地だし、ANAのSFCゴールドVISAカードは流石に使えないかな？
気になりますが時間がないのでお土産を見に行きます。
出雲空港も但馬空港と同じで5分くらいしか余裕がありません(笑)
ラウンジ隣の出雲の阿国像。
売店で謎のお茶を買い、急いで手荷物検査に向かいます。
待合ゾーンの中のブルースカイで、さらに全然関係ない山口のポテチと、前テレビで見て気になってたバラパンを買っていたら搭乗が始まりました。
吉田松陰のポテトチップ。脈絡がなく意味がわからない（笑）
バラパンはノーマル、コーヒー、抹茶とあと謎のテイストの４種類がありました。
さようなら出雲空港。
気持ち他の空港よりカップルが多かった気がします(笑)
今回は無事に修行終了です。
ここまで来て、遅延は相当な頻度であるんだなというのが正直な感想です。
遅延しない設定で旅程を組むと完遂できなくても仕方ない、くらいの感覚になりました。
次はただの観光にJAL便で出かける予定です。
