詰め込みすぎ旅行記録

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IHGの40泊修行とクラシックホテルパスポート巡りのどちらがいいのかを超個人的に比較

IHGの40泊修行とクラシックホテルパスポート巡りの比較について

クラシックホテル巡りについて今回の旅行でちょっと考えなおしました。

 

IHGホテル40泊でクラブラウンジアクセス権(1~2年分)を貰う修行と、

クラシックホテルパスポート巡り、

の2つで悩む2025年初め、

今年はクラシックホテルパスポートの方をしてみようかなと思っていたのですが・・・。

 

うーん、どちらも金額的には同じくらいかかると思うんですよね。

 

インターコンチネンタルタシケント

IHGは、

今年は関西万博に乗っかっての関西圏ホテルの宿泊数ダブルカウントが7月くらいからあるのではと言われています。そして毎年冬になるとダブルカウントキャンペーンが行われがち。

なので、カウントキャンペーン時に自由にホテルに泊まれる人に限った話ではあるものの、40泊といえど実際は20泊でクラブラウンジアクセス権がもらえることも多いのです。

 

IHG系列の安いホテルだと日にちによっては1泊7000円程度で泊まれるので、修行だけなら、

 7千円×20泊=14万円

 

しかし修行だけだとつらいので(笑)、旅行も兼ねての(高い時に泊まる、いいホテルに泊まる)数日を考慮して平均1万円と考えてみて、

 1万円×20泊=20万円

 

↑いずれも素泊まり価格です。

 

私はANASFC保持者でありANAの株主なので、

 ・SFC:ベストレートから10%OFF+朝食付き

 ・株主:ベストレートから20%OFF

のどちらかが使えるのですが、、

正直ベストレートから10~20%引きよりIHGサイトからの会員料金の方が安いことがほとんどです。

特にIHG会員料金は3泊以上すると20~30%OFFになってさらに朝食付きになることが多く、そちらを使った方が圧倒的に安くて良いという。。

 

恩恵は、

通常だとクラブラウンジアクセス権付の部屋は最安の部屋+2~3万円くらいします。ホテルによっては+4万円以上。

それが最安の部屋でもクラブラウンジが無料で利用できて(40泊完了の時点によるが長くて2年間何度でも)、

クラブラウンジでは朝食も提供されるので実質朝食無料にもなります。

(ホテルによってはクラブラウンジのアフタヌーンティセットも無料であります。)

 

さらに、40泊するとプラチナエリートになるので、部屋の無料アップグレードがあります。

これも通常だと最安の部屋から+2~3万円くらい。クラブフロアにアップグレードするのと金額的には変わらないので何とも言えないところですが。

ただし、いい値段の部屋からさらにいい値段の部屋へのアップグレードであれば+4万円以上になります。

 

なので、クラブラウンジアクセス権がありプラチナである期間にクラブラウンジがあるホテルに何泊するかでお得度は変わってきます。

 

さらに40泊を目指す途中にも特典があるのです。

20泊目でいくつか特典があり、一番高いものだとスイートアップグレードで、これは選ぶホテルによりますが少なくとも+5万円以上の価値があります。

30泊目には20USドル分の食事特典×2回分などがあり(+6千円くらい)、

40泊目はさらにスイートアップグレード特典がもらえます。

 

スイートのあるホテルに泊まるのに最低でも3万円以上かかるだろう問題はありますが(笑)、

たとえクラブラウンジを利用しなかったとしても、スイートに2回とまって6千円分の食事をしたらそれだけで10万円以上お得。。

 

 

雲仙観光ホテル

対してクラシックホテルパスポートは、

9ホテルに1回ずつ宿泊しなくてはならず、もし全部一緒に回ってくれる人がいたとして、

とびぬけて高い東京ステーションホテルは3万円、ニューグランドは安いので1万5千円、を考慮して、のこり7ホテルを足して平均すると1人2万2千円くらいかな?と思いますので、

 9ホテル×22000円=19万8千円

 

さらに朝食を付けたいなら、だいたい朝食が+5千円くらいになるので、

 19万8千円+9ホテル×5000円=24万3千円

 

(しかし、私は個人旅行好きなので半分以上単独行で1人部屋料金となりこの1.5倍の30万円はかかるでしょう。笑)

 

 

そして、恩恵は、

ペアランチ券の、ランチ1人6000円程度×2人=1万2千円と、

ペア宿泊券(素泊まりでスタンダード客室のみ)の、2人合わせて1部屋平均4万円程度。

(↑ただし、一番高い東京ステーションホテルだと8万円くらいでしょうか。)

東京ステーションホテルに泊まったとしても合計は10万円に満たないくらい。

 

 

  IHG40泊 クラシックホテルパスポート
最低費用 14万円 19.8万円
獲得特典 ①ラウンジアクセス権1~2年分
②スイートアップグレード×2回
③食事券20USドル×2回
④プラチナエリート会員資格 獲得日~翌年12月末まで
 ・部屋ランクのアップグレード(滞在ごと)
 ・ウェルカムドリンクor600ポイント(滞在ごと)
①ペアランチ券(約1万2千円)
②ペア宿泊券(約4~10万円分)

 

そう考えると、

IHGは道半ばの20泊カウント特典の計10万円程度でも、(5万円以上お得な)スイートに泊まれる特典があるけれど、

クラシックホテルパスポートの道半ばの特典はペアランチ(1.2万円)のみ。

私にとってなんだって一番困るのはこの「ぺア」と、クラシックホテルが近隣にない問題(笑)

 

私のような海外も行きたい単独行好きにはIHGの修行の方が向いているのでは?

ネックの高すぎる東京ステーションホテルのことも考えると今後クラシックホテルにかけるお金はIHG修行に回すべきだろうか・・・

今さら思いました。

 

今までの経験からすると費用対効果で軍配があがるのはIHGだなと。

 

いや雲仙観光ホテルは「泊まって良かった」しかなく、コスパもすごかったし、とんでもなく素晴らしかったです。

 

 

恐らく、

クラシックホテルパスポートに向いているのは、

 ・安く済ませたいわけではない(金銭的な余裕がかなりある)

 ・3年間で最低でも4か所は泊まれる

  (ランチ券に到達しなかったらパスポートを購入するお金がもったいないだけなので・・・)

 ・素敵な建物で映え写真を撮りまくりたい

 ・歴史的な建物が好きで、対象のホテル4か所以上に興味がある

という人。

追加で言うなら、立地が不便な場所が多いため、長時間の移動が大丈夫な人ですね。

色々クラシックホテルを回るついでにクラシックホテルパスポートの恩恵も頂けると嬉しい、というゆるい感じの人向けかなと。

 

 

IHG40泊に向いているのは、

 ・修行系が好き(色々安くなるように画策するのが趣味)

  かつ、以下の条件(→)をいくつか満たす人

  →国内の安価なホテル(金沢・福井・成田・大阪・神戸・広島・松山・長崎・熊本・宮崎)が近い人

  →海外の安価なホテル(東南アジア・中国)に多く泊まれる人

  →冬季に20泊以上ホテルに泊まれる人

 ・冬季に20泊、もしくは年間40泊ホテルに泊まれる

 ・翌年もIHG系列のホテルに泊まれる

 ・IHG系列ホテルがある国によく行く

 ・IHGラグジュアリー系ホテルのスイートに安く泊まってみたい(最低7~10万円で得られる20泊特典でも獲得できる)

  ※ただし、スイートを狙うだけなら、

   (スイートルーム料金 ー 最低ランクルーム料金) > 修行にかかる費用

   じゃないと無意味です。

といった感じでしょうか。

IHG40泊修行の特典の目玉はラウンジアクセス権とはいえ、

プラチナエリート会員資格に付随する毎回の部屋アップグレードもとても魅力です。

 

 

大きく違うところは朝食だと感じました。

IHGの朝食はどこも種類も多くボリュームがあり、ビュッフェ形式で飲み物も含めて頼み放題、取り放題、

 

クラシックホテルはオールサーブで、和食だと箱膳、洋食だとパン・ミニサラダ・ヨーグルト・卵料理にドリンクで、恐らくはおかわりも可能なのですが、スタッフの人を呼び止めてお願いしないと追加されることはなかったです(でも雲仙観光ホテルは減ったらすぐに尋ねて追加してくれました)。

 

洋食好きだけど食べ物アレルギーがある人や朝食をたくさん食べたい人はクラシックホテルは向かなそうだと思いました。

これまで見た感じだと、クラシックホテルの洋朝食には牛乳や卵もですが、リンゴ・オレンジ・グレープフルーツという果物アレルギーの巨頭も乱立します。

食べ物アレルギー体質の方は朝食を和食にするのも手かもと思います。

 

 

 

今回比較してみて、

IHGは出張でも利用しやすく、シンプルで安いホテルからラグジュアリーホテルまでそろっているので臨機応変に使いやすい代わりにたくさん宿泊する必要があり、

対してクラシックホテルは、全体的にラグジュアリー寄りで立地は若干不便、でも宿泊数は少なく済み、建物が面白くて見るだけでも楽しめます。

 

クラシックホテルはパスポートはランチ券目的で買って、4か所だけ本当に気になっているホテルに泊まるだけでもいいかも?と思いました。